フリースタイルリブレを使った人体実験 その19 恐怖のファストフード 機能性低血糖発生!

以前の記事「フリースタイルリブレを使った人体実験その15 ファストフード」で「フレッシュネスバーガークラシックバーガー低糖質バンズ使用」だけが異常な値を示していたので、もしかしたら間違いなのかと思い、今回もう一度チャレンジしました。合わせて、ケンタッキーの限定のメニュー「あら挽き黒胡椒チキン」も行いました。

そうしたところ思わぬ事態に陥りました。

まずはケンタッキーのあら挽き黒胡椒チキンから。

ホームページの栄養成分表によると1個当たり炭水化物9.4、食物繊維0.4なので糖質は9gと考え、2個食べて、糖質18gです。それでグルコース値(血糖値)は92→125です。33の上昇なので、糖質1g当たり約1.8の上昇です。前回のオリジナルチキンでも糖質1g当たり2.37の上昇なので、十分信用できそうな値ですし、糖質制限をしていてもチキン2本は大丈夫そうです。

さて、問題のフレッシュネスバーガーです。前回、「フレッシュネスバーガークラシックバーガー低糖質バンズ使用」糖質量20.2gを食べて、グルコース値(血糖値)がなんと119も上昇、糖質1gあたり5.89!という異常な値を記録しました。今回リベンジなるか?ということで、今回食べたのは「フレッシュネスバーガーテリヤキバーガー低糖質バンズ使用」糖質量19.7gです。表示上の糖質量はケンタッキーと比べて2gも変わりません。そして、その結果です。

なんと!またもやびっくりするほどの上昇。グルコース値(血糖値)が91→197に上昇、その差106です!糖質1gあたり5.38!前回に続き、糖質1gあたり5以上を記録しました。

しかも、今回は体に異変を来しました。食べて1時間ぐらいすると軽度の頭痛を感じ始めました。何となく気分が悪く、グルコース値(血糖値)を見ると190越えです。その後異常な眠気が襲い始めました。さらにその後動悸を感じ始め、やや汗ばんだ感じ、そして指先が冷たくなってきました。非常に不快な感覚。まさに「機能性低血糖」です。

糖質制限を始める前、頻繁に機能性低血糖に襲われていましたが、糖質制限を始めてから全く起きていなかった機能性低血糖です。グルコース値(血糖値)は60台を記録。初めて機能性低血糖になる経過と数値をとらえることができました。

何年ぶりでしょう?今はもうこれが機能性低血糖の症状だとわかるので、そのままどのようになるのか、不快な感覚を感じつつ、様子を見ていると、1回ポンとグルコース値(血糖値)が跳ね上がりました。低血糖に陥り、体の警報が鳴りまくって、血糖を上げるホルモンが一気に出たのでしょう。いきなりグルコース値(血糖値)が116までになりました。その後はすぐに70台後半で落ち着いています。

今回意図して機能性低血糖を経験したわけではありません。まさかそんなことにはなるとも思っていませんでした。しかし、グルコース値(血糖値)は急上昇と急降下を起こし、インスリンの分泌が一気に大量に出て、そのタイミングのずれで低血糖になったのです。

私は現在、糖質制限をしているので、この「機能性低血糖」を感じることも無くなりました。しかし、世の中ではもっと大量の糖質摂取が行われており、その度にこのようなジェットコースターのような血糖値の変動があります。その血糖値の大きな変動とそこで感じる体の症状が結びついて考えられる人は良いですが、そのような知識が無ければ、非常に不安になるでしょうし、体の状態が安定しません。これが子供や若者でも頻繁に起きており、精神的な不安定さに結びついたり、様々なダメージを残すことは容易に想像できます。

フレッシュネスバーガーさんには悪いですが、フレッシュネスの低糖質バンズを使ったバーガーの栄養成分表示は「ウソ」の可能性が大きいです。恐らく糖質量は50g前後でしょう。

今回の拙著「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書)」の100ページで、ファストフードは積極的にはお勧めはいていないという前提で、食べるとしたら?という内容の中に、この「フレッシュネスバーガーの低糖質バンズ」を書いてしまいました。

ここで、お詫びと訂正をいたします。申し訳ありませんでした。

警告!糖質制限では「フレッシュネスバーガー」を食べてはいけない!

私は2度とフレッシュネスバーガーを食べません。恐怖のファストフード体験でしたが、今後このようなチャレンジをするかどうかも迷ってしまうぐらいの状況です。多少グルコース値(血糖値)が変動することは覚悟していますが、わざわざ体を傷つけるチャレンジはやはりまずいですね。以前の「フリースタイルリブレを使った人体実験その4 スポーツドリンクは危険なドリンクか?」でも、体を張った人体実験でしたが、ここまでダメージのある実験は今後はやれないかもしれません。せっかく糖質制限をしている意味がありませんから。

フレッシュネスバーガーの栄養成分表示で今回のバーガーの糖質量は20g以下です。これが普通のバーガーだと糖質量35g前後、それにポテトとドリンクを付けたら70gぐらいになるかもしれません。他のファストフードも同じで、ドリンクを何にするかによっては100gを簡単に超えてしまいます。さらに昔の私のようにハンバーガーを2個食べてしまえば、糖質量は150g近いかもしれません。それで健康になれると思いますか?子供にそんな危険なものを与えますか?ファストフードは確かに「美味しい」です。よく研究がされていて、人間の味覚を刺激し、「美味しい」と思わせています。しかし「毒」です。毒でもおいしければそれでいいですか?

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コメント

  1. ねけ より:

    (記事のタイミングとは大きくズレてますが)今年もお世話になります。

    どうしても付き合いなどでフツーの食事を摂らなくてはならない場合に、では”自己防衛”のために出来ることはないかと考えています。

    ちまたで宣伝されているサプリメントの類いを利用するつもりはなく、そうすると運動による血糖(またはインスリン分泌)上昇抑制ぐらいかなと。

    そこでふと疑問に思いちょっとググってみたのですが、データとしては(当然ながら)糖尿病を念頭に置いた運動療法や”フツーの”食事を摂っている被験者が対象で、少なくとも糖質制限実践者向けの情報を見つけることが出来ませんでした。

    なので自分でやってみるしかないかと考えている次第ですが、先生は日常的にランニングしてらっしゃいますよね?
    この実験をされた際にはいわゆる運動のキャリーオーバー効果は働いていないでしょうか?

    今考えているプランは、食前1時間前に最大心拍数の75(あるいは80)%程度のランニングを1時間、あるいは食後1時間後に同様の運動を行った場合の血糖値変化をSMBGで計測してみようかというものです。

    現実的でなければほとんど意味がないので条件の設定は私にとって重要です。
    日常で一番悩ましいのは夕食や飲み会のお付き合いです。
    そうなると食事開始から1時間後に運動をするというのはほぼ実践不可能です。

    なので、私の日常としては食前1時間(出来ればもっと余裕を持ちたいけれど)に運動を終了しているというのがギリギリ現実的タイミングです。
    もしくは食後数時間以上経過後。でもそんなに時間経ってたらもうインスリンで下げられてますよね^^;

    食後運動の方が高血糖抑制効果は高いかも知れませんが、一番”使いたい”ケースで出来るだけ確実に実施できるやり方の方が心的ストレスにもなりにくいと考えています。
    そもそも論として血糖値もインスリンの追加分泌も出来るだけ押さえたいという目的ですので。

    ですのでどちらかというと(食前)運動のキャリーオーバー効果が如何ほど期待できて、かつどの程度の運動量(強度)が適当なのかということを探るための実験です。
    たとえば1時間のジョギングと30分のLT走、はたまた合計15分のインターバル走ではいずれが有効か、などです。
    筋トレが有効であることは知っていますが、私としてはついでにランニングのトレーニングを兼ねたいので高負荷筋トレは考えていません。

    残念ながらとても個人差が大きいと想像されますので、普遍性のある結果になるかどうか分かりませんが、有意な結果が出ましたらご報告させて頂きたいと思います。

    新年早々ながながのコメント失礼しました。
    何か注意点などございましたらご助言頂けますと幸いです。

  2. ねけ より:

    連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。

    目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の関連性の確認です。
    n=2で私と連れ合いです。

    私は出かける直前に10kmのランニングを最大心拍数の88%平均(LT走レベル)の強度で行い、その後ちょうど1時間後に二人で徒歩にて5km(約1時間)、連れ合いはこの往復合計10kmの徒歩(早歩き)のみの運動です。従って私は10kmランニング+5km徒歩(以上食前)+5km(食事開始一時間後から開始)ということです。

    一年前の1月7日に行ったのと同じインドカレー店に到着、当時とほぼ同じメニューを注文しました。
    たまたまその日の記録が残っていたのを見つけたので、急遽思い立って1年ぶりに”フツー”の食事を恐る恐る食べてみた次第です(笑)
    ざっと内容は、ペースト状のカレー、半分以上チーズじゃないかというぐらいのチーズナン(手のひらサイズより大きいぐらいを四枚)、シシカバブ(大きなちくわ一本分ぐらい)照り焼きっぽいチキン(唐揚げのもも肉程度)二個、ミニサラダとスープ、それからとどめにめちゃくちゃ甘い(と感じた)ラッシー(ヨーグルト風ドリンク)です。
    摂取糖質量は皆目見当がつきませんが、すくなくともフレッシュネスバーガーよりはずいぶん高いでしょう(笑)

    連れ合いの血糖値変遷は以下の通りで、

    食前   79
    一時間値 168
    二時間値 121
    三時間値 109

    と本人曰く、食前の血糖値は平常と同じか若干高いぐらいで、一年前の記憶ではピーク時は200を超えていたと言うことです。
    また、連れ合いは糖質制限前は頻繁に機能性低血糖と思われる症状に悩まされていました。どうやらそもそもインスリンの反応が遅い体質のようです。
    が、今回はピーク値も昨年より低く、時系列に従って順調に低下していて、前後のウォーキングはそれに寄与している可能性はあるかと思います。

    私の方はと言うと、

    食前   95(恐らく70-80ぐらい)
    一時間値 100(96)
    二時間値 93(150)
    三時間値 132(129)
    四時間値 117(128)

    となりました。カッコ内は昨年の数値です。
    食前の95は私の平常値からは30ほど高いです。最近の空腹時血糖値は60前後が多いので。
    二時間値のみが激烈に低いです(笑)。三時間値で再上昇したのは結構ショックでしたが、ある程度以上の運動強度(特に休憩無しの連続運動)ではリバウンド効果があるらしいので、それかもしれませんね。
    また、二時間値の測定は帰宅して徒歩終了直後でした。
    一年前はまだランニングを始めておらず、日常的な運動は全く行っていませんでしたが糖質制限開始からは3ヶ月経過していました。

    連れ合いの数値変遷とは明らかに傾向が異なっていますが、これが個人差なのか、事前のランニングによる効果なのかは私にはよく分かりません。
    分かりませんが、少なくとも食前あるいは食後、もしくは両方の運動が血糖値の上昇を抑える効果があると言うことは、私たちの体に対しても確認できたのではないかと思います。

    たぶん食後高血糖を抑えるだけなら食後すぐの運動が一番効くのではないかと想像しますが、お付き合いなどでそれが難しい場合は食前にやや強度の高い運動を行うのもアリかも知れないと考えます。

    今後機会がありましたら、食前運動のみでどういう経過を辿るかも見てみたいと思います。

    なんらかのお役に立てれば幸いです。

    • Dr.Shimizu より:

      ねけさん、コメントありがとうございます。

      無理難題の宿題を頂きありがとうございます。正直わかりません。
      しかし、私なりの考察を考え、記事にしたいと思います。

  3. ねけ より:

    たびたびすみません^^;

    結果に大きな影響はないと思いますが、昨年はドリンクにブラックコーヒー(ホット)をたのみ、確か食前に飲んでます。血糖値上昇抑制効果を期待してそうしたと思います。

    今回は甘ーーーいラッシーを最後に飲んでますので、これだけでたぶん20-30gぐらい糖質量が多かったと思います。それを踏まえると運動の効果はかなり顕著だったかも、とも考えられるかも知れませんね。

  4. も〜 より:

    糖質制限3年のものです。
    ぜひ実験してほしいことがあります。

    以前から成分献血をしていますが、糖質制限をしだしてから成分献血してたあとに気分が悪くなってきました。およそ献血後30分ほどしてから、電車に乗っていて顔面蒼白、体表が冷たくなります。もしかしたら機能性低血糖状態ではないか。
    成分献血では血液を戻す際に、血液が固まらないようACD-A液を混ぜます。この中にはブドウ糖が2.2w/v%含まれます。これが原因かのか、そもそもどれだけ血糖値が上がるのか、せひ参考になる情報をお願いします。

    • Dr.Shimizu より:

      も~さん

      申し訳ありませんが、私にはそのような知識はございません。
      ご自身で実験すればわかるかと思います。