あなたのアレルギーや関節の症状、疲労感はクエン酸が原因かもしれません

クエン酸は疲労回復作用があるのではないかと言われ(怪しいですが…)、また酸味を加えるために、様々なサプリメントや食品、飲料などに添加されています。かなり昔はレモンなどからクエン酸を抽出していたようですが、現在は他の方法で作っているようです。つまり現在のクエン酸は天然のものではありません。

その製造されているクエン酸を作り出しているのは「アスペルギルス・ニガー」というパンなどに生える黒カビの原因となる菌です。アスペルギルス・ニガーを使って発酵により製造されます。

最大のクエン酸の生産国は中国で全体の6割程度を生産し、世界の7割以上の輸出を行っています。

アスペルギルス・ニガーによって作られたクエン酸には、もしかしたらアスペルギルス・ニガーのタンパク質や副産物のようなものが混入し、感受性のある人にはアレルギー症状などを引き起こすのではと考えられています。

症例報告ではありますが、食品に添加されたクエン酸が原因と強く疑われる4症例が今回の論文で報告されています。

1例目はクエン酸を含む食品を食べて、6〜12時間で上肢と下肢に関節の腫脹を伴った重度の関節と筋肉の痛みが進行し、腹部の痙攣を伴った膨満感を感じ、気怠さを感じました。様々な病気やアレルゲンを疑い、治療しましたがほとんど改善せず、症状が現れた食材にクエン酸が共通していることがわかりました。クエン酸を排除したところ症状が改善し、その後クエン酸の摂取により症状が再現されました。症状の重症度はクエン酸の摂取量と相関していました。

2例目はアレルギー性の喘息のある人で、クエン酸の入った食品や飲み物を摂取したあと12時間以内に、呼吸困難、重度の疲労、人工関節の浮腫を伴った硬直の症状が出現しました。その症状は36~48時間以内に改善しました。クエン酸の入った食品により症状は再発し、その重症度は摂取量と関連していました。

3例目は長期にわたる腫脹を伴った深刻な上下肢関節および筋肉痛がありました。1例目と同様に様々な病気やアレルゲンが疑われました。しかし原因はわからず、加工や調理されたものを排除し、クエン酸が問題だとわかりました。症状はクエン酸の入った食品を摂取した後6時間以内に発症し、72時間以内に改善しました。症状の重症度は他の2例までと同様に摂取量と相関していました。

4例目はアレルギー歴はなく、菜食主義者でした。ビタミンCのサプリメントを定期的に摂取し始めると、重度の疲労感、精神的な疲労を感じました。ビタミンCを飲んだ後2時間以内に症状が現れ、8〜12時間以内に改善しました。他のサプリや薬を飲んでいなかったので、ビタミンCが原因とわかり、中止しました。症状はビタミンCサプリ中断直後から改善しました。その後クエン酸を含まない別のブランドのビタミンCサプリを試したところ症状は出ませんでした。

以上4例の症例報告なのでエビデンスとは言えないかもしれませんが、一部の人はアスペルギルス・ニガーに感受性があり、アレルギー症状などを呈することは否定できません。

製造されたクエン酸の安全性は認可を受けて以来研究されていません。現在の加工食品や様々な飲料、子供用のお菓子やサプリメントなど様々なものに添加されています。アレルギーや原因のよくわからない疲労感などを呈する人が増加している現在、もしかしたらクエン酸が原因になっている可能性があります。

アレルギー症状や疲労感、関節や筋肉の痛みや腫脹を繰り返す方は、一度徹底的にクエン酸を排除してみる価値はあるかもしれません。

「Potential role of the common food additive manufactured citric acid in eliciting significant inflammatory reactions contributing to serious disease states: A series of four case reports」

「重篤な疾患の状態に寄与する重大な炎症反応を誘発する、一般的な食品添加物の製造されたクエン酸の潜在的役割:一連の4つの症例報告」(原文はここ

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