わいせつ容疑の医師、冤罪で不当逮捕の可能性大!

まずは事件の報道から

医師が手術後女性にわいせつ疑い

40歳の男逮捕、警視庁

手術後の麻酔が残る女性患者に診察を装ってわいせつな行為をしたとして、警視庁千住署は25日、準強制わいせつの疑いで、東京都足立区にある柳原病院の非常勤外科医で手術を担当した男(40)を逮捕した。「やっていません」と否認している。 逮捕容疑は5月10日、同病院で胸の手術を受け、全身麻酔から覚めたばかりの30代の女性会社員に、手術後の診察と称してわいせつな行為をした疑い。

 千住署によると、女性は意識はあったが手術後も麻酔が残り、身動きが取れない状態だった。女性から連絡を受けた会社の上司が110番し、その後、女性が被害届を出していた。

そして、事件の現場とされる柳原病院の公式ホームページに掲載された抗議文はこちら

一部報道ではわいせつ行為の中身が、「左胸を舐める」「自慰行為をする」などと書かれています。また、唾液も検出されたとのことです。しかも、それが手術後35分以内の話であり、4人部屋で、女性の証言の中で「意識はあったが麻酔が残り、身動きが取れない状態だった。」というのがあります。

当初、この報道を知って、バカな医者がいるもんだと思っていました。芸能人による強姦事件があったすぐというのもあり、信じてしまいました。信じた私がバカでした。

まず、

1.全身麻酔後麻酔が残り、意識があり、身動きが取れない状態?

通常、乳腺の手術の全身麻酔の後、麻酔が残ったとして、身動きが取れない状態にはなりません。人にもよりますが、手術が終わって病室に戻って30分もすれば、早い人では十分に歩けます。(安静時間があるので、歩くことは禁止されていると思いますが)

腰から麻酔をする腰椎麻酔(正式には脊髄くも膜下麻酔)では手術後しばらく下半身は動きませんが、上半身は普通に動きます。ですから、麻酔が残っていたとするのであれば、身動きは取れるのですが、合目的な動きが取りづらく、意識が明瞭ではないというのが一般的です。

警察も何を根拠に患者さんの意識がはっきりしていたと思ったのでしょうか?身動きが取れないという時点で、患者さんはまだ夢の中です。

2.手術後の時間と、行為の中身?

手術を経験した方であればわかると思いますが、手術後しばらくは、看護師さんたちがバタバタといろいろ動き回っています。血圧を測ったり、熱を測ったり、点滴やその他の処置など、いろいろ忙しい時間です。また、手術当日の手術後は通常は身内の方がしばらく病院内で待機しているものです。その中でしかも4人部屋で、誰にも知られずに胸を舐めて、自慰行為をするなんて絶対に困難でしょう。看護師がグルになり、他の患者さんもいないのであれば可能ですが。

3.唾液が検出された?

警察に被害届が出された日はよくわかりませんが、通報により警察はその日に病院に来ていて、その女性と面談をしています。その日に警察が来たとしたらその場で現行犯逮捕〈現行犯ではないか?)か、その日の内に取り調べなどがあるのではないでしょうか?唾液採取までしているのですからかなりの証拠です。しかし、実際には逮捕は3か月以上後になります。本当に唾液は検出されたのでしょうか?

4.手術後の診察にも受診していた?

手術後に2回外来診察を受け、半年後の受診の予約もしているということですが、そのような体験をした病院に普通に受診できるでしょうか?会社の上司の存在がちょっと気にかかります。

以上のことを考えると、これは冤罪での誤認逮捕、不当逮捕としか思えません。榊原病院は「せん妄」と主張していますが、私もそれが妥当だと思います。せん妄なら変なことを言っていてもおかしいことではなく、よくあることです。それを真に受けてしまった上司と警察が悪いのです。または、本人か上司の悪意のあるウソ。もちろん、いろんな人種がいて、変なことに興奮をする医師もいるかもしれないので、100%冤罪とは言い切れませんが。

一部報道では実名が出ています。間違えましたではすまない話です。一方的な供述だけで逮捕されるのならば、医師の仕事が成り立ちません。私はできる限り患者さんと話すときは看護師さんがいる状態で話をしますが、どうしても自分が急いでいたり、看護師さんが忙しい時は患者さんと1対1で話をしてしまうこともあります。それではもうダメだということです。信用や信頼ということとは別で、必ず誰かと一緒に話をして、診察をしないと身を守れない時代なのですね。多くの病院ではこのことがすでに常識にはなっていますが、どうしても急いでいると・・・。この次は監視カメラを全ての診察室と病室に付けることも義務化でしょうか?

真相がわかりませんが、もし不当逮捕ならば、今回のようなことは絶対にあってはなりません。

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