シュガーラッシュはウソ? 糖質は気分を低下させるかもしれない

「シュガーラッシュ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「シュガーラッシュ」というのは「糖質の過剰摂取により一時的にハイな気分になること」という意味で使われます。 最近映画の題名でも使われていました。



今回の研究では糖質摂取の影響による気分の変化のメタアナリシスです。31の研究で対象者は1,259人です。(図は原文より)

上の図は覚醒度(注意力)についてです。0よりも右側に行くと糖質により有益な影響があることを示し、左側に行くとプラセボの方が有益であることを示します。糖質摂取から30分以内、31~60分以内、61分以上に分けいます。そうすると、60分以内のときには有意にプラセボの方が有益であり、糖質摂取により覚醒度(注意力)が低下することを示しています。30分以内でも有意差はありませんが、同様の傾向が認められます。

次に疲労感です。糖質摂取30分以内にプラセボの方が有益であるという結果になっています。つまり疲労感が糖質摂取により高くなるということです。60分以内でも有意差はないですが、同様の傾向が認められました。

それ以外の様々な項目に関しては糖質摂取による利益を認める項目はありませんでした。

つまり、「シュガーラッシュ」というものは幻想であり、実際には糖質は気分を低下させる方が大きい可能性があるのです。

甘いものは決してあなたの気分を上げてくれるものではないのです。糖質で「ハイ」になるのではなく「ロー」になる可能性が高いのです。糖質制限をすれば、覚醒度や疲労感に波ができることは少なく、いつも良い状態を保てると思います。

「Sugar Rush or Sugar Crash? A Meta-Analysis of Carbohydrate Effects on Mood.」

「 シュガーラッシュそれともシュガークラッシュ?気分に対する炭水化物の影響のメタアナリシス」(原文はここ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする