今年の箱根駅伝はまさかの青山学院大の往路6位、5分30秒近いビハインドで復路がスタートし、どこまで追い上げるかという面白さがありました。 結果は2位とはいえ、復路は3人が区間賞、2人は区間2位と青山学院の強さを見せられま
投稿者: Dr.Shimizu
血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?
先日、あるネットの記事についてコメントを頂きました。内容はセカンドミール効果と言われるものについてです。 その記事のオリジナルはここです。「昼食後の血糖値スパイクを抑えるには朝食から対策!この食品を食べると良い」 記事の
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。 今年も可能な限り、有益な情報をお伝えできればと思っております。 今年もよろしくお願いします。
インフルエンザワクチンの効果は如何ほど?
コクランが今年の初め頃に出したレビューでは、インフルエンザワクチンの効果を次のように発表しています。 健康な成人に対するインフルエンザワクチンの効果(原文はここ) 「1名のインフルエンザ症例を予防するために71名がワクチ
インスリンとスルホニルウレアは心血管イベントを増加させる
アメリカでは糖尿病の第1選択薬はメトホルミンです。 第2選択の糖尿病薬の開始による心血管イベントの発生はどのようになるのでしょうか? DPP-4阻害薬(ジャヌビア、エクア、ネシーナなど)、GLP-1受容体作動薬(ビクトー
もう一度新型インフルエンザの年を振り返ることにより見えてくるもの
2009年~2010年に新型インフルエンザで世界中がパニック(?)になりました。そのときのインフルエンザに関するデータは非常に詳細に発表されていたので、非常に参考になります。 これを見ると、新型と言いながら、実際には15
血糖値スパイクは冠動脈のプラークを不安定にするかもしれない
スタチンを飲んでいるにもかかわらず、多くの人は冠動脈疾患のリスクが減少しません。実際にはスタチンの使用している人の冠動脈の状態は血糖値スパイクに大きな影響を受ける可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈形成術(P
肥満はA型インフルエンザウイルスを長期間排出する
今年もインフルエンザの季節になりました。 学校保健法ではインフルエンザに罹患した際の出席停止期間を「発症から5日後、かつ解熱から2日後まで」と定めています。 今回の研究では、体形がインフルエンザウイルスの排出期間に影響を
100歳以上の高齢者では医学的な心血管危険因子から見ると不健康?
人生100年時代と言われます。100歳以上でも生きている高齢者は健康なのでしょうか?健康とは何なのでしょうか? 医学が決めた健康的である、ということを見直さなければならないかもしれません。 今回の研究はイタリアの南部の1
慢性腎臓病とコレステロールと死亡率
慢性腎臓病を有している人では心血管イベントの発症率が高く、ステージが上がるにつれリスクが高くなります。 (図はこの論文より) 上の図は横軸がGFRであり、ステージで言えば、左からステージ1+2、一番右がステージ5です。明