肥満は最も一般的な糖質過剰症候群の病態です。BMIが高いことは様々な疾患と関連していることはこれまでも多く指摘されています。因果関係を示すには観察研究では交絡因子が多く、なかなか難しいと考えられています。そこで、メンデル
カテゴリー: その他
ナイアシンは安全か? その2
前回の記事「ナイアシンは安全か? その1」では、ナイアシンがインスリン感受性を低下させ、インスリン分泌を増加させることを書きました。ナイアシンのもう一つ良く言われている副作用が肝毒性です。ナイアシンをすでに飲んでいる人は
食事のコレステロール摂取量とLDLコレステロール値増加
食事のコレステロール摂取量が増加しても、LDLコレステロール値はほとんど変わらない、と言われています。しかし、これも個人差があるかもしれません。実際に卵をたくさん食べるとLDLコレステロール値が上昇したという方が散見され
2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! その1
糖質制限は長期の効果はまだわからないと言う人もいます。我々糖質制限を長く行っている人はずっと体調が良いのですが、もちろん100%の人が良いとも言えません。では、エビデンスはどうでしょうか?これまで糖質制限の1年間の研究は
本日、発売開始 「糖質過剰」症候群
おかげさまで本日より「糖質過剰」症候群が発売開始になります。待ちに待った日が来ました。 内容はものすごく優しいものではないですが、読んでいただければ非常に納得できるのではと思っています。学んで頂ける内容もてんこ盛りだと思
スタチンのNNTはガイドラインの変更により大きく変化した
あなたは、NNT(治療必要数)がいくつであれば、その薬を飲んでも良いと思いますか?(NNTについては「糖質制限にスタチンの併用は危険ではないか?」など参照)NNTはある症状や疾患を呈する患者を1人減らすために、何人の患者
コーヒーを飲むとパフォーマンスが向上する
カフェインはスポーツにもポジティブな影響を与えてくれます。2004年にドーピングのリストから削除されて以来、アスリートの間で非常に一般的です。 カフェインのスポーツに対する効果は一貫していない部分はあります。 今回の研究
関節リウマチでスタチンを飲むと心血管イベントが減少するそうだ 0.8%だけど…
統計は非常に有用なものですが、それは使い方次第です。数字と言うのは非常に錯覚を起こしやすく、上手く使えば人を騙すことも可能です。 今回の研究は関節リウマチ患者にスタチン(アトルバスタチン40㎎)を使用した場合とプラセボを
第3報 いよいよ予約開始です!
お待たせいたしました。いよいよアマゾンで予約開始です。 題名は…「糖質過剰」症候群 です。 なんと… 糖質制限の第一人者・江部康二先生、夏井睦先生の2大巨頭の先生に大推薦を頂いております! かなりの濃い内容の本になっ
カロリー制限と基礎代謝量
基礎代謝量というのは、様々な計算式がありますが、ハリス・ベネディクトの式というものでは、次のような計算式になります。 男性:66.47+13.75×体重(kg)+5.0×身長(cm)-6.76×年齢 女性:665.1+9