久しぶりのブログ更新となってしまいました。週末私用で東京に一時的にいたのですが、帰りの飛行機が台風15号の影響で欠航となり、その次の日も台風の影響でなかなか帰ることができず、さらに仕事の調整など大変な数日でした。 それに
カテゴリー: コレステロール
ヨーロッパ心臓病学会とヨーロッパ糖尿病学会が共同で出した糖尿病、前糖尿病、および心血管疾患に関する2019 ガイドラインが酷い
ヨーロッパ心臓病学会(ESC)はヨーロッパ糖尿病学会(EASD)と共同で糖尿病、前糖尿病、心血管疾患に関する2019年版の新しいガイドラインを出しました。 その17ページに食事に関することが書かれています。その内容は、残
スタチンの筋肉の副作用は実はものすごく多い
アメリカでは、スタチンの使用者を対象とした調査が行われております。USAGE調査(「アメリカでのスタチンの使用と教育のギャップについて」)は、アメリカで実施された10,100人以上のスタチン使用者を対象とした調査です。
血中の脂質に対するオメガ3サプリメントと鮮魚の効果の比較
オメガ3は非常に重要な栄養素だと考えられています。多くの魚に含まれているので魚の摂取を推奨していますが、一方で水銀の問題もあるので、ちょっとややこしいです。魚の代わりにサプリメントでオメガ3を摂取している人もいるでしょう
肥満と様々な疾患の関連
肥満は最も一般的な糖質過剰症候群の病態です。BMIが高いことは様々な疾患と関連していることはこれまでも多く指摘されています。因果関係を示すには観察研究では交絡因子が多く、なかなか難しいと考えられています。そこで、メンデル
糖質制限をしても中性脂肪値が低下しない原因の一つはアルコールである
糖質制限をするとほとんどの人が劇的に中性脂肪値が低下します。しかし、ときに中性脂肪値がそれほど低下しなかったり、上昇する人もいるかもしれません。そのような場合に考えられる大きな原因の一つは、恐らくアルコールでしょう。 糖
早食いは糖尿病発症の最も危険な因子?
私は非常に早食いです。子供の頃はどうだったかは記憶にありませんが、仕事し始めてからのことを考えるとものすごく早食いです。もちろん、よく噛んだ方が良いとは思っていますが、職業柄、日によってはゆっくり昼食を食べる時間がなく、
LDLコレステロール値に対する問題点
以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇」「糖質制限とLDLコレステロール上昇4 中性脂肪値が非常に低い場合のLDLコレステロール値の計算式」でLDLコレステロール値は計算式で求めていることを書きました。 私の最近
ナイアシンは安全か? その2
前回の記事「ナイアシンは安全か? その1」では、ナイアシンがインスリン感受性を低下させ、インスリン分泌を増加させることを書きました。ナイアシンのもう一つ良く言われている副作用が肝毒性です。ナイアシンをすでに飲んでいる人は
中性脂肪値と血糖値だけで様々な疾患のリスクを評価できる
みなさんはTyGインデックスというのをご存じでしょうか?ここ10年ほど提案されているインスリン抵抗性のマーカーで、この数値が高いと様々な疾患のリスクが高くなることが示されています。 まずはご自身のTyGインデックスを調べ