今年も血液検査のデータを示したいと思います。毎年それほど大きな変動はありません。食事が変わっていないの、変動も少ないのでしょう。2年前の5月のデータを併記します。 2022年4月 2020年5月 空腹時血糖値mg/dL(
カテゴリー: ケトン体
糖質制限によるLDLコレステロール激増の良い意味での症例報告
n=1、つまりたった一人の症例報告は医療の世界ではエビデンスとしては認められませんが、全てはn=1から始まります。また、あることに反応する人と反応しない人がいます。反応する人の方が少ない場合、大人数集めたときに反応しない
膝の痛みには糖質制限を
変形性膝関節症の有病率は、40歳以上で見ると男性42.6%,女性62.4%だそうです。本当にこんなに多いのかどうかはわかりませんが、当然そのすべてに治療が必要な状態ではないでしょう。 この変形性膝関節症は日本整形外科学会
タンパク質摂取と血糖値
かなり以前ですが、コメントをいただきました。 私はBUN31.2 クレアチン0.46なのでBUN/クレアチン比がゆうに20を超えます。 水分は一日3リットル 糖質30gタンパク質150g脂質110gの糖質制限食をおこなっ
心不全における塩分制限は無意味
心不全は塩分とは関係がないと私自身は考えています。心臓のエネルギーはほとんどが脂肪酸、そしてケトン体であり、ブドウ糖はわずかです。しかし、糖質過剰摂取ではブドウ糖をエネルギーにせざるを得ないので、不安定なエネルギー供給が
昼寝の時間が長くなることは認知症の前兆である可能性
高齢の方は比較的昼寝をしている人も多いのではないでしょうか?若年層を対象にした昼寝の研究では、昼寝が認知機能にとって有益なことが示されているようですが、これは糖質過剰摂取状態の人の場合です。糖質制限をすれば昼寝がほとんど
高脂肪食は太らないどころか体重が減少する
いまだに脂質(脂肪)を摂ると太ると思っている人がいます。およそ摂取エネルギーの30%を摂るのと、その2倍の60%摂るのではどれくらい体重が変化するでしょう?みなさんはもう答えがわかりますね。 今回の研究では、2型糖尿病の
熱性けいれんと高血糖
先日のある記事で、新型コロナウイルスのオミクロン株では熱性けいれんを発症する割合が高いことが書かれていました。(この記事参照) そもそも感染しても発症しない子も大勢いるので、この割合がどのような意味があるのかは不明です。
自己申告による食事アンケートのエネルギー摂取量は肥満の人ほど過少申告する
どのような栄養素をどれくらい食べると病気になるとか、健康になるとか、など食事に関する研究はいっぱい行われています。 しかし、そのような研究の食事内容の評価で、多くは食事アンケートが用いられていることが問題です。エネルギー
アメリカ心臓協会はさらに糖質制限を推奨する方向へ
以前の記事「アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすためのライフスタイル介入として糖質制限を提唱 その1」で書いたように、アメリカの心臓病学会はすでに糖質制限を認めています。 それに続いてアメリカ心臓協会は2型糖尿病の人に対