久しぶりに血液の検査をしました。先日、江部先生がご自身のデータを公開されていたので(江部先生のデータはこちら)、私もいつもは検査していない甲状腺の機能も検査しました。そしたら、意外や意外の結果です。 甲状腺機能 TSH:
カテゴリー: 薬剤
カルシウムとビタミンDのサプリメントは大腸がんの前段階のポリープのリスクを上昇させるかもしれない
大腸鋸歯状病変は以前は癌化しないと考えられていた時期もありましたが、現在は前癌病変であると捉えられています。大腸の鋸歯状ポリープの病因はまだわかっていないようですが、大腸の鋸歯状病変のリスクをサプリメントが大きく増大させ
スマホアプリを使った糖質制限による糖尿病の治療はかなり有効
糖尿病治療において、糖質制限は非常に有効だという研究が非常に増えてきましたが、実際には理解が乏しい医師も多く、頭から糖質制限を否定する医師もまだ存在しています。 アメリカでは様々な大学も協力して、スマホのアプリを使って、
残念ながら、オメガ3のサプリメントは心血管疾患のリスクを低下させないようです
オメガ3脂肪酸は炎症を抑え、様々な健康面での利益が考えられています。実際に日本からの報告で、魚をたくさん食べた方が冠動脈疾患のリスクを低下させるというものがあります。 「Intake of fish and n3 fat
筋肉は覚えている… 一度ドーピングをしたら、二度と復帰できないようにしなければならないかも?
筋肉は遺伝子レベルで筋肉が肥大したことを覚えているようです。このことはアスリートがケガをして、運動を休んで筋肉が一旦少なくなった後に、トレーニングを再開した場合に、急速に筋肉が回復することには役立ちます。 しかし、ドーピ
スタチンのダークサイド 秘密は隠されている…
以前の記事「薬ってそんなに必要ですか?理解して飲んでいますか?」で書いたように、ほとんど使用する意味のない薬を多くの人が処方を受けています。その代表がスタチンだと思います。 先日、ある衝撃的な論文が発表され、スタチンの周
薬ってそんなに必要ですか?理解して飲んでいますか?
日々診療を行っていて、いつも疑問に思うことがあります。それは高齢者の患者さんで本人やその家族の方が、何のために薬を飲んでいるのかわからない方が非常に多いことです。 こちらが患者さんの飲んでいる薬に疑問に思って、それについ
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その3
内膜の構造は、たった一層の細胞と、その下にあるほとんど細胞の存在しない組織でできているわけではなく、何十層にもなる細胞が重なっていることを前回の記事「その1」で書きました。そして、脂肪は最初に内膜の浅い層に蓄積するわけで
妊娠中のアセトアミノフェンの使用はやっぱりリスクを伴うかもしれない
以前の記事「妊娠中のアセトアミノフェン使用で生まれてくる男の子が女性化?」で妊娠中のアセトアミノフェンの使用について警笛を鳴らしましたが、様々な報告が出続けています。やっぱり、妊娠中の使用は避けた方が無難でしょう。胎児テ
ファイザーは認知症の薬の開発をあきらめた
ウォールストリ-トジャーナルによると、製薬会社ファイザーはアルツハイマー型認知症やパーキンソン病の治療薬の開発をあきらめたそうです。 「Pfizer Ends Hunt for Drugs to Treat Alzhei