みなさんは空腹時インスリンを測定したことがありますか?20年前の論文ですが、虚血性心疾患のリスク因子として空腹時インスリン値が重要であることを示しています。 ただ、空腹時インスリンだけではなく、アポBとsdLDLの3つを
年: 2018年
糖質制限とLDLコレステロール上昇5 ファスティングはLDLコレステロール値を上昇させる
これまで、糖質制限をしたときにLDLコレステロール値が上昇することがあり、その理由を考えてきました。(糖質制限とLDLコレステロール上昇1、2、3、4参照) ファスティングをしている方もいると思います。私も時々やります。
2018スカイランニング日本選手権で高村貴子さんが2冠達成!
以前の記事「スカイランニングで北海道の医学生の高村貴子さんが世界で3位!」で書きましたが、スカイランニングという非常に過酷なランニング競技で活躍する、旭川医科大学の高村貴子さんが「2018スカイランニング日本選手権」で2
インスリンで血糖値をコントロールすると、合併症やがん、死亡率のリスクは高くなる
2型糖尿病において、インスリンの注射で血糖をコントロールすることがあります。または、スルホニル尿素剤という薬によって無理やりすい臓からインスリンを出させる薬もあります。しかし、このようなインスリンを使った治療が本当に糖尿
ほとんどの病気は進化とのミスマッチである
医学は目覚ましい発展を遂げてきました。そして、以前では治らなかった病気が治ることも可能になったり、以前であれば死んでいた病気でも死亡率が低下しました。 しかし、本当に医学は進歩しているのでしょうか?確かに、診断する技術が
食後の中性脂肪スパイクとsdLDLの関連
血糖値スパイク(グルコーススパイク)という言葉がテレビでも聞かれるようになりました。食後の高血糖の危険性が本当にしっかりと伝わっているかは疑問ですが。 食後にスパイクするのは血糖値だけではありません。中性脂肪値もスパイク
ブログをご覧の皆様へ 血液データ提供のお願い
私のブログをご覧の皆さまへのお願いがあります。 当ブログで自分自身の血液データを何度か公表してきましたが、たった一人のデータなのでそこからわかることは非常に限られています。そこで、いつもブログを読んでくださっている皆様の
飽和脂肪酸は脳卒中のリスクを低下させ、心血管疾患とは関連していない
飽和脂肪酸は「悪玉」ではありません。もうそんな「昭和」的な考えは捨てましょう。来年で平成も終わるのですから。 下の図は健康な日本人男性と女性(35~89歳 3,731人)を17年間追跡したものです。動物性のタンパク質、動
低いコレステロール値とメンタルの関係
昨日の記事「青山学院大学陸上部の血液データ」で、選手のLDLコレステロール値の低さを指摘しました。LDLコレステロール値が低いと「さすが、アスリートは健康的だな」なんて勘違いする方もいるかもしれませんが、低いコレステロー
青山学院大学陸上部の血液データ
先日のテレビでフリースタイルリブレを使った芸能人の血糖値を測定するという番組がありました。時代は変わりましたね。糖質という言葉が普通に使われ、食べた食事の糖質量が角砂糖何個分であるなど、糖質の害が少しずつテレビでも語られ