先日3月14日、偉大な科学者であるスティーブン・ホーキング博士が亡くなりました。76歳でした。 彼はご存知のように、21歳でALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気になりました。体がどんどん動かなくなった後も先進的な宇宙論
月: 2018年4月
大量のコレステロールを摂るとどうなるか? その2
前回「その1」では超短期的な脂質検査の変化を書きました。 今回は3日間卵を10個食べ続けて、脂質がどうなるかを示したいと思います。 結果は上のグラフのようになりました。どれもほとんど変化なく、中性脂肪以外は微増しただけで
大谷翔平選手 言葉になりません!
大谷翔平選手がまた素晴らしい活躍。本当に言葉にならないぐらい凄いです。実は私は大谷選手がメジャーでは1年目からは通用しない、と思っていました。球速は速いと言われていても、打者の手元で伸びるようなストレートではないことや、
塩分の多いキムチ大好きの韓国人と高血圧の関係
キムチと言えば韓国の代表的な料理(食材)ですが、かなりの量の塩を含んでいます。塩分の摂り過ぎが高血圧と関連していると考えている人は根強くいると思いますが、そうだとしたら韓国人は非常に高血圧の人が多いはずです。 韓国のキム
心血管疾患のリスクをグローバルに比較して見えたもの やはり糖質はダメ
1950年代にアメリカで発表された、「脂肪悪玉説」は現在否定されつつあります。私の中では完全に否定していますが。そして現在、心血管疾患の原因として炭水化物、つまり糖質の役割が非常に注目されており、それが糖質制限食の広がり
大量のコレステロールを摂るとどうなるか? その1
卵は最もコレステロールを多く含む代表的な食べ物です。 卵100gあたり、420mgのコレステロールを含んでいます。 卵1個当たりの栄養成分はタンパク質7.74g、脂質6g、糖質(炭水化物)0.18gです。 その卵を今回1
ApoCⅢがレムナントコレステロールと関連している
最近の記事「LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その5」「HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その4」などでApoCⅢが登場していますが、
中年以降はもっとタンパク質を摂る必要があるかもしれない
日本のタンパク質摂取の推奨量は約0.8g/kg 体重/日です。50kgであれば40g、60kgであれば48g程度のタンパク質を毎日摂取することが望ましいとされています。厚労省の発表による「栄養素等摂取状況調査の結果」によ
HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その4
通常はHDLコレステロール値が高い方が心血管系疾患のリスクが低いと考えられています。 HDLには様々な機能があります。内皮機能改善作用、抗酸化作用、抗炎症作用、コレステロール逆転送(輸送)作用などがあります。これら機能に
残念ですが、医師は栄養や生活習慣についてほとんど知りません
私が医学部の学生であった20数年前、栄養や生活習慣に対する講義はゼロでした。もちろん講義の中で多少の話は出てきました。たばこの害、運動不足やカロリーの摂りすぎなどの影響などありきたりの話はないわけではありませんでした。