エネルギー消費量は体重と共に増減すると考えられています。1日のエネルギー消費量の推定値は基礎代謝量に身体活動レベルをかけて計算するのですが、この基礎代謝量は体重がもとになります。体重が減少すると、それ以上の体重減少を防ご
月: 2018年11月
尿酸値が高いことは悪いことなのか? その1 骨と筋肉
尿酸は増加すると痛風になると思われています。確かに痛風を起こす人は高尿酸血症の人が多いのは確かなのですが、痛風発作を起こすときに多くの人は尿酸値は基準値以内です。 何かしっくりきません。以前の記事「食事の変更と痛風発作の
不健康なアスリート その1
運動をすれば健康になれるわけではありません。運動よりも食事が重要です。 アメリカンフットボールはポジションによって非常に大きな体を要求されるスポーツです。彼らは健康的なのでしょうか? 今回の研究の対象はアメリカの大学の1
2型糖尿病も早期に診断されるほど死亡率が高くなる?
以前は中年から高齢者の病気と思われていた2型糖尿病は、現在では子供まで発症する時代になってしまいました。日本の研究では、1976年から1997年までの20年間で6~12歳の子供では10倍、青年では2倍の増加を示し、オース
食事の変更と痛風発作の減少
痛風はインスリン抵抗性と関連していると考えられています。インスリン抵抗性をある程度改善すると思われる中等度の炭水化物制限とカロリー制限を痛風の人に適用するとどうなるのでしょうか? 糖尿病でない13人の男性(中央値50歳、
子供や若者であっても食事を間違えれば小さな危険なLDLが多くなる
以前の記事「アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その1」「その2」などで書いたように、アテローム性動脈硬化症は子供の頃から始まっています。子供の食育は親の問題です。食事が間違っていて肥満になったり、インス
高タンパク食は腎臓に悪影響がないばかりか糸球体濾過量(GFR)を増加させる
いまだにタンパク質が腎臓に悪いと思っている人がいますが、これでもうおしまいにしましょう。 タンパク質は非常に重要です。脂質と共に人間の最も重要な栄養素の一つです。しかし、タンパク質の摂りすぎは腎臓に悪影響をもたらすと信じ
絶食時ではない中性脂肪値上昇も危険性がある
中性脂肪値の増加を心配する方も多いと思います。しかし、必ずしも10時間以上の絶食を経ずに血液検査を受ける場合もあるでしょう。その場合の中性脂肪値が何の参考にもならないかと言うと、そうではありません。 非絶食時の中性脂肪値
5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その3 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?②
前回の記事「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①」では、Lp(a)の低下は心血管疾患のリスクを低下させるかもしれないことを書きましたが、しっくりきませ
家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その4 スタチンはアテローム性動脈硬化症を改善しない
以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」で、LDLコレステロール値が高いことは心血管疾患の原因ではないことを家族性高コレステロール血