第6回 チャレンジ!糖尿病いきいきレシピコンテスト 受賞者決定!

以前の記事「栄養士の英才教育?」でもご紹介した、「チャレンジ!糖尿病いきいきレシピコンテスト」の第6回が終了し、受賞者が決定しました。今年も素晴らしいレシピがいっぱいです!

さあ、栄えある最優秀賞を見てみましょう。(写真はホームページより)

メニューは香リゾット、鶏肉のバルサミコ風炒め、パンナコッタ~いちじくを乗せて~、とデザート付きです。おいしそうですね!(?)さて、栄養成分はどうでしょうか?

炭水化物(糖質)は余裕の70g越えです。これであなたも朝から高血糖です!制作者のコメントは、

「リゾットは玄米を使用、食物繊維が豊富なレンコンを加えることで、咀嚼を促し満腹感が得られるよう工夫しました。また、パンナコッタは生クリームをヨーグルトで代用し、糖質を気にする方にもデザートを楽しんでもらえるようにしています。食欲が無くても食べたくなるような鮮やかな献立を目指しました。」

と書かれています。「糖質」という言葉が使われていますね。しかし、せっかく糖質を気にするという言葉が出たのに、70g越えでは何とも言えないですね。そして、生クリームをヨーグルトで代用すると糖質が減少すると思っているのでしょうか?製品にもよるでしょうが、生クリーム100g当たりの糖質は3.1gです。一方プレーンのヨーグルトは100g当たり糖質4.9gです。栄養士の使っている成分表は私の知っている成分表とは違うのかもしれませんね。

糖質を気にする方に配慮したのに、逆に増えてしまいました。さらにわざわざ5gの砂糖も加えてくれています。(実際のレシピはここ

他の作品では糖質80g越えもあります。(ここを参照)

 

さて、最も重要なことは、このメニューを食べて食後の血糖値がどうなるかです。もちろんそんな数値は示されていません。しかし、糖尿病の人がこれを食べたら食後血糖値が300超えになることもあるでしょう。まさに「チャレンジ」な食事です。

今では、リブレなどの普及で機器さえ持っていれば、誰でもいつでも血糖値を測ることが可能になりました。だから、少なくとも数人の糖尿病患者に協力してもらいこのメニューの食後血糖値を測定して審査すべきです。

患者を騙せる時代ではありません。しかし、糖尿病専門医や栄養士の言うことを盲目的に聞いてしまっている人は騙され続けるでしょう。

食後高血糖になるのは食事が原因になっていることに早く気づいてください。糖質が血糖値を上げるのです。1回に70~80gの糖質を摂れる体であれば、糖尿病とは診断されていません。

と言っても、このようなブログを読んでいる人はみんな気づいていますよね。医師はなかなか変化しないので、せめて栄養士の方が、自分たちの学んできた知識が間違っていて、その間違った知識で仕事をしてしまっては患者を苦しめることになることを早く気づいて欲しいですね。

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コメント

  1. 鈴木武彦 より:

    まじめに考えれば考えるほど、栄養士の専門性や国家資格の価値など、意味不明です。

    勿論そういう栄養士ばかりではありませんが、誠実な方々が少数派の現実は切ないです。

    「早寝早起き朝ごはん!」がまっとうな栄養と教育されている日本の現実でしょうか。

    • Dr.Shimizu より:

      鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。

      教科書や学校で学んだことを「正しい」と盲信してしまうことは栄養士でも医師でも同じでしょう。

  2. やまもと より:

    「糖質に寛容」な医師や栄養士の立場からすれば、自分たちが「ふまじめ」「不誠実」「まっとうではない」とは、これっぽっちも考えていないでしょうし、おそらくその考えは終生変わることはないと思ったほうがよさそうです。

    というのも、分野は異なりますが、松川事件や三鷹事件、八海事件などの確定した冤罪裁判において、有罪の事実認定をした裁判官たちは誰ひとり、死ぬまで有罪の心証を変えることはありませんでした。

    概して、「その道の専門家」はその道に関しては異常に頑な、といえるのかもしれません。

    • Dr.Shimizu より:

      やまもとさん、コメントありがとうございます。

      間違いを認めることは難しいのでしょうかね?変なプライドなのか、ただ考える力がないのか?
      それによって被害を受ける人が大勢いることを認識することもできないのでしょう。

  3. 西村 典彦 より:

    日本糖尿病学会のガイドラインに沿った素晴らしいカロリー制限食ですが。。。

    残念ながら、この食事で糖尿病が良くなるのは、日本人には少ないアメリカ型肥満糖尿病の方だけですね。肥満型なら痩せさえすればインスリン抵抗性が改善されてよくなりますから、とにかく低カロリー食で痩せれば良いのです。

    日本人の痩せ型糖尿病は、もともと太っていないのだからカロリー制限で痩せても何も改善しないどころか、骨粗しょう症などのリスクが増えるでしょう。さらには長期に継続する事が極めて困難です。食欲は生理現象ですから、それを無視する方法は医学、栄養学とは言い難く、修行か拷問の類です。
    カロリー制限食は痩せるための食事方法ですから、目的と手段が間違っています。ただし、糖質制限の方がもっと簡単に痩せますけど。
    と言う事で、カロリー制限食は百害あって一利なしです。

    • Dr.Shimizu より:

      西村 典彦さん、コメントありがとうございます。

      もちろん、このコンテストはエネルギー量や炭水化物の割合をあらかじめ設定されているので、
      このようなレシピができて当然なのですが、栄養士になろうとする人がこれを当然の糖尿病食と思ってしまうと、
      非常に困ったことになります。栄養学は学問として成り立っていませんね。

  4. きくりん より:

    糖質量に関しては「ああ、やっぱりね~」と思うだけなのですが、
    私は朝食のこのボリュームに「世間の方たちは朝からこんなに食べてるの!?」
    とそちらにびっくりしました。

    よく朝食を抜くと昼食を食べ過ぎてよくないと言われますが
    逆にこれだけ朝食を食べると眠気がきそうですし、お腹が空いて昼食を余計に
    食べ過ぎてしまうような気がします。

    • Dr.Shimizu より:

      きくりんさん、コメントありがとうございます。

      おっしゃる通り、朝に大量の糖質を摂るので、食後高血糖の後に血糖値が急降下して
      お腹がすき、たくさん食べるのではないかと思います。