数理モデルは詐欺レベル?

新型コロナウイルス感染でスウェーデンはロックダウンを行っていません。イギリスのインペリアルカレッジロンドンが出している数理モデルによる計算では次のようになっています。このデータは2020年3月30日に発表されています。(図はここより)

上からイギリス、スウェーデンです。イギリスは3月24日にロックダウンして、すぐに実行再生産数は1未満になるはずでした。5月5日に更新されているページを見ると、再生産数は下のようになっているはずでした。再生産数は0.7ぐらいでしょうか?ロックダウンの効果が絶大であるかのように見えます。(図はここより)

しかし、実際には下に示すように、ロックダウンの前から再生産数は1以下でした。ロックダウンは関係なしです。ロックダウン後ほとんど変化なしです。アイルランドも同様にロックダウン前にR=1以下です。(下の図のアイルランドのロックダウンの日付は間違いで、本当は3月28日です。)

イギリスの感染者数は5月8日現在で横ばいが続いています。(データはここ

今のイギリス全体での実行再生産数は、0.6~0.9の間だそうです。(ここ参照)そして、ロックダウンしたイギリスの死亡者数は3万人を超えました。

ではロックダウンしていないし、学校も休校にしていないスウェーデンはどうでしょう。上の図をもう一度示します。

上の図は3月30日のものです。予想されている再生産数は3に近い値です。ものすごい感染爆発が起きそうです。しかし、同じインペリアルカレッジロンドンは5月5日現在次のような図を示しています。(ここ参照)

イベント中止後に2以上だった再生産数が、ロックダウンなしに不自然に1に下がっています。3月30日のものではここまで大きく下がる予想ではなかったのに、裏で操作されています。計算ですから、式や数値をいじくればどうにでもなるということです。実際の感染者数や死者数がわかってから、修正したのでしょうか?これは詐欺レベルの修正ではないでしょうか?不信感いっぱいです。

さらに、5月9日現在の同じ図を見てみましょう。

2月から3月下旬までの再生産数が5月6日確認したものよりも高くなり、3月下旬からの再生産数は5月6日よりもさらに低下し、0.8ぐらいに下がっています。将来の予想は変化したとしても、過去は変化しないはずです。私の認識がおかしいのでしょうか?

上の図は実際の実効再生産数です。(データはここより)確かに一瞬3を超えていますが、2を超えることはほとんどなく、1前後で推移しています。つまり、ロックダウンしなくても、学校を休校にしなくても、再生産数は1を下回るということです。スウェーデンがうまく行っているということではなく、ロックダウンしてもしなくても大して変わりないということです。

再生産数低下にはロックダウンが必要である、ロックダウンしないと再生産数は2とか3とか大きな数値になり、感染が大爆発するとインペリアルカレッジロンドンは警告していたはずです。モデルに従えば、スウェーデンがロックダウンの拒否すれば、新型コロナウイルスにより5月1日までに4万人、6月までに10万人近くの死者を出すということになります。 しかし、実際の5月8日現在の総死者数は3,175人でした。あまりにも大きな違いです。(この記事参照)

ロックダウンの前に実行再生産数が1を下回っていた国は他にもあります。ドイツは3月23日から全土のロックダウン状態だったと思いますが、次の図を見てください。(図はここより)

3月中旬からR=2を下回り、3月21日には実行再生産数が1です。逆にロックダウン後R=1前後で横ばいです。

ロックダウンしているアメリカの各州ではいまだに(5月8日現在)再生産数が1以上の州が4つもあります。(ここ参照)

(ちなみに日本の都道府県別再生産数はここです。恐らく日本は数が少なくて、特に感染者数が非常に少ない県では誤差が非常大きくなっていると思います)

日本でも専門家会議の専門家が42万人死ぬ、というご自身のモデルを発表しましたが、日本はまだ600人を超えたばかりです。

ここまで数理モデルが提示した数字が現実と異なると、詐欺レベルです。「今100万円投資すれば、年利300%になるよ」、という投資詐欺と同じレベルです。このようなモデルによる計算は、学問とか科学という範疇に入らないでしょう。妄想、宗教、詐欺と同列としか思えません。

日本のこの専門家が悪いわけではなく、この専門家を専門家会議に加えた、そしてこのような異常なデータを出し続けるのに専門家会議に留まらせ続けた国の責任です。他のモデルのデータも提示するべきでした。国民の多くがこの人の言うことにはもう耳を傾けないでしょうね。今後大学の講義でもこのような役に立たない数理モデルを教えられるのでしょうね。

Stay homeもロックダウンも今のところ有効性を示す根拠は存在しません。ましてや数理モデルが感染状況を正しく予測できるという証拠もありません。現実的な予測でなければ混乱させるだけです。

今回のパンデミックで感染症学やこのような数理モデルの学問は考え方が変わるかもしれませんね。感染を広げるのが人間同士である以上、変数があまりにも多すぎ、人間の行動や自然の現象を数値化、数式化できるはずがないのですから。完全に机上の空論です。

専門家会議には少しでも早く、日本がどうして欧米と比較してこれほど死者が少ないか、という分析をしてほしいですね。(そのような能力があるかどうかはわかりませんが。)

まあ、実際にはいつまでたっても分析されないでしょう。都合の悪いデータは破棄されますし。都合が悪ければ時間がたって、国民が忘れるのを待つだけです。それが日本ですから。

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