私が子供のころ、親に本を読みなさいと言われていましたが、まったく興味なし。マンガは好きでしたが、活字ばかりの本は好きになれませんでした。そのおかげで国語が大の苦手でした。そんな清水少年が大人になり、本を出版することになるのですから不思議です。
なぜかここ近年、小説を読むことが好きになってしまいました。それまでも本は結構読んでいましたが、小説はほとんど読んだことが無かったのです。ところが読んでみると結構はまってしまいました。難しい歴史ものとかは好きではなくミステリー系が好きですね。精神年齢が低いので、50代の本というより、もう少し若い世代の小説が多いかもしれませんが、面白かった小説をご紹介します。
(順位付けはそこまで深くは考えていないので、これからも変動します。)
第1位 秘密(文春文庫) 東野圭吾
多くの作品を執筆されている東野圭吾さんの感動の名作。少し前の作品ですが、泣けます。涙を流しながら読んだのはこれが初めてです。切ない…
第2位 野良犬の値段(上) (幻冬舎文庫 ひ 16-10)、(下) (幻冬舎文庫 ひ 16-11) 百田 尚樹
がんになったことを先日報告された、百田 尚樹さん。先の気になる展開に夢中になり、上下巻なのに一気読み必至。
悪夢のように、人生が落ちてゆく展開が非常に面白い。
第4位 望み (角川文庫) 雫井 脩介
人の親をやっていると、この切なさ、苦しさ…。最後の最後まで考えさせられます。本当に究極の選択。重く心に突き刺さるようなテーマで、泣けます。読み終わって何日経っても、思い出すと苦しい。
ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。凄いなあ。東野圭吾さんの才能を思いっきり感じる作品。
第6位 御子柴シリーズ(講談社文庫) 中山 七里 贖罪の奏鳴曲 、追憶の夜想曲、恩讐の鎮魂曲、悪徳の輪舞曲、復讐の協奏曲、殺戮の狂詩曲
ものすごい勢いで新刊を出し続ける中山 七里さん。大どんでん返し系が多く、特にこの悪徳弁護士の御子柴シリーズはおすすめです。
雫井脩介さん、また泣かせてくれました。上下巻でボリュームがありますが、テンポよく一気読みしちゃうし、しかもラストが…
ぐいぐい読んで、引き込まれます。構成も良いし、考えさせられる真相。
リカ28歳。はまります。テレビドラマは残念でしたが小説はリアリティなんて無視で、面白いです。シリーズ全部(現在8作品)読みました。出版順に読むのがお勧めです。でもそろそろネタ切れというか、マンネリ化かな?
第10位 サリエルの命題 (講談社文庫) 楡 周平
新型コロナが流行したからこそ、今読んでみると一層考えさせられます。少子高齢化する日本への問題提起です。
第11位 ヘルドッグス 地獄の犬たち (角川文庫) 深町 秋生
やくざものが嫌いでなければ、おすすめです。警察小説でもあるけれど、ハードですが面白い。これもシリーズもので3作品あります。
第12位 ネメシスの使者 (文春文庫) 中山 七里
死刑制度がテーマの社会派ミステリー。最後のどんでん返しがすごいですが、死刑というテーマが重いです。
第13位 天使のナイフ (講談社文庫) 薬丸 岳
少年犯罪、少年法の壁を題材とした重いテーマですが、話の展開が面白かったです。
第14位 正義の天秤 (角川文庫) 大門 剛明
これもシリーズもののリーガル・ミステリです。何が正義か?難しいですね。
第15位 残像 (角川文庫) 伊岡 瞬
色々な犯罪が詰め込まれたミステリ。巻き込まれていく感じが面白いです。
*話題の本だけど私には響かなかった本
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