添付文書の使用上に注意のところに
「干渉物質:センサー装着中にアスコルビン酸を摂取するとセンサーによるグルコース値が偽高値を示す可能性があります。サリチル酸の摂取によりセンサーのグルコース値が偽低値を示す可能性があります。測定結果の誤差のレベルは、体内の影響を及ぼす干渉物質の量によります。」
と書いてあります。ビタミンCの点滴ではかなりの偽高値になるようですが、サプリレベルではどのようになるのか興味があります。サリチル酸は敢えて使いたくはないので、アスコルビン酸(ビタミンC)を試してみました。
ビタミンCサプリメント2000㎎を空腹時に飲んで、グルコース値(血糖値)を測定しました。結果は以下のようです。
(クリックで拡大)
投与前グルコース値(血糖値)は95だったのが、2時間後に最大値116を記録しています。その差21です。
十分影響していると考えます。この間お茶を飲んだ以外は何も食べていません。なので、単純にビタミンCが干渉物質となり、偽高値を示していると考えられます。
このことは簡易式の血糖値測定器でも同じことが言えると思います。今回は同時に血糖値を測定しませんでした。ごめんなさい。フリースタイルリブレは勝手に測定してくれるところが良いところで、血糖値測定器では1回1回針を刺さなければならない手間があります。仕事をしながらでは、ちょっと大変です。
ビタミンCのサプリを常用している方は、血糖値測定の意味がないかもしれません。注意が必要です。