普段あまり小説は読みません。小説のあの独特のセリフ回しによるストーリが展開するのがあまりなじめないのです。普段では絶対にしないような会話が多く、非常に不自然に感じてしまいます。
そんな中ちょっと話題になり興味もあったので、以前に買っておいた小説があり、先日それを思い出し、読んでみました。やはりセリフ回しは気になりましたが、ストーリーにどんどん引き込まれ一気に読んでしまいました。
その小説が「がん消滅の罠ー完全寛解の謎」です。
この小説は第15回『このミステリーがすごい! 』大賞の大賞受賞作です。『このミステリーがすごい! 』大賞には過去に「チーム・バチスタの栄光」という医療ミステリーが大賞をとり、ドラマや映画にもなりました。「チーム・バチスタの栄光」は自分の仕事との関係もあって非常に面白かったのですが、今回の「がん消滅の罠ー完全寛解の謎」はその何倍も面白かったです。
ミステリーならではの伏線が絡み合って、最後に謎が解けるか?というドキドキの展開。内容はもちろん書けませんが、出版元の宣伝文を掲載すると
「治るはずのないがんは、
なぜ消滅したのか――
余命半年の宣告を受けたがん患者が、
生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、
病巣がきれいに消え去ってしまう――。
連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。
医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!」
たまには小説も良いかもしれません。