それでもオミクロン対応ワクチンを接種しますか?

オミクロン対応の2価ワクチンの接種が始まってすでに2人の死亡がありました。(ここ参照)

そもそも人間では実験をしていないワクチンなので、今接種されている人は人体実験をされているのと何ら変わりません。

少ないサンプルですがこのワクチンと従来のワクチンを比較した研究があります。プレプリントなので注意が必要です。

無作為化されていない76人の医療従事者を対象に、4回目の新型コロナウイルスワクチン接種後の副作用、必要時投薬、就労不能が調査されました。4回目のワクチンとして、オリジナルの1価ワクチンまたは2価オリジナル/オミクロンBA.4-5ワクチンのいずれかを接種しました。(図は原文より)

上の図は1価ワクチンと2価ワクチン接種後の副作用発生率です。図のAのように何らかの副作用の発生率は、1価で51.4%、2価では84.6%と、オミクロン対応のワクチンで有意に高くなりました。さらに、図Bのように何らかの薬を必要とする傾向は2価ワクチンで高くなりました。そして、Cに示すように就労不能率も2価で高くなっていました。2価ではフルワークができない割合が40%を超えています。完全に就労不能も25%程度と、1価の2倍ほどになっています。

従来のワクチンでもひどいのに、オミクロン対応ワクチンはさらにひどいワクチンとなっています。もちろん小規模すぎて十分な評価はできません。

今回のファイザーの2価のオミクロン対応ワクチンは、接種から1カ月後に「BA.4」と「BA.5」に対する中和抗体レベルが約4倍増になったことが示されたそうです。(ここ参照)

[4日 ロイター] – 米製薬ファイザーと独ビオンテックは4日、共同開発した新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA.4」「BA.5」対応の2価ワクチンについて、接種から1カ月後に強い抗体反応が示されたと発表した。

両社の示した55歳以上の約36人のデータからは、2価ワクチンのブースター(追加)接種から1カ月後に「BA.4」と「BA.5」に対する中和抗体レベルが約4倍増になったことが示された。

これはファイザーが発表したもので、話半分かもしれませんが、抗体価4倍ってほかのワクチンであれば十分な免疫があるかどうかギリギリレベルです。最大限盛っても4倍ってショボすぎ!そもそも中和抗体が高いことが、免疫力を表すわけではなく、ワクチンの効果の指標がないので、ワクチンのために仕方がなく使っている数値です。

こんなワクチンを大量に日本は買ってしまったので、とにかく在庫処分に必死です。連日マスコミを使って、接種キャンペーンを行っています。ワクチンに本当の効果があれば、今頃感染増加は起きていません。非常に大きな超過死亡増加がコロナによるものと煽っている人もいますが、ワクチンに効果があれば超過死亡の異常な増加は起きていないはずです。それなのに煽る人はワクチンを強く推奨します。自己矛盾に気づいていません。

また、北海道の夕方のニュースで頻繁に煽っている煽り専門家(家の中にテント張れと言っていた人。ここ参照)、塚本教授は「3回目の感染は、重症化率、致死率が上昇する。また後遺症の発生する割合も高くなっている。2回、3回かかって大丈夫だ、という病気ではない、ということを、特に若い人には知ってもらいたい」と言っています。この発言の根拠はおそらく「Acute and postacute sequelae associated with SARS-CoV-2 reinfection」「SARS-CoV-2 再感染に伴う急性および急性期後後遺症」(原文はここだと思います。

この研究は確かに5,693,208人という規模の研究です。感染は実際にはPCR陽性です。感染していてもPCRを受けていない人はここには反映されません。感染しても無症状の場合にはPCRなんてしないでしょう。この研究の分析では確かに下の図のように、再感染者は全死因死亡のリスクが2.17倍⾼く、⼊院のリスクも3.32倍⾼く、感染の後遺症が少なくとも1つあるリスクは2.10倍です。(図はここより)

上の図は非再感染者と比較した再感染者のリスクです。

上の図は再感染者と1回感染者における後遺症のリスクと、2回目の感染前のワクチン接種状況です。ワクチン未接種、ワクチン接種により違いはないように見えます。つまりワクチンは効果がないということに思えます。

上の図は再感染の急性期および急性後の段階に​​おける全死因死亡、入院、および少なくとも 1 つの後遺症のリスクです。30日後までが最もリスクが高く、その後急激に下がりますが、再感染の6か月後でも明らかにリスクは高くなっています。

上の図は感染が1回、2回、3回以上の入院と後遺症のリスクです。確かに感染回数が増加するごとにリスクは増加しています。

感染していない対照群と比較して、感染が 1 回しかない人は、少なくとも1つの後遺症のリスクが1.37倍高く、2回感染した人は2.07倍、3回以上感染した人は2.35倍でした。感染していない対照群と比較して3回以上感染した人の入院率は7.75倍でした。

CharacteristicNon-infected control
(N=5,334,729)
No reinfection
(N=443,588)
Reinfection
(N=40,947)
Age (years), mean (SD)63.46 (16.56)60.01 (15.82)60.12 (15.54)
Race, N (%)
   White3859677 (72.35)310689 (70.04)26185 (63.95)
   Black947981 (17.77)95460 (21.52)11183 (27.31)
   Other527071 (9.88)37439 (8.44)3579 (8.74)
Sex, N (%)
   Male4806591 (90.1)387607 (87.38)35493 (86.68)
   Female528138 (9.9)55981 (12.62)5454 (13.32)
ADI, mean SD53.23 (18.76)53.81 (18.24)52.23 (18.67)
Smoking status, N (%)
   Never2460911 (46.13)201167 (45.35)19024 (46.46)
   Former1541203 (28.89)135028 (30.44)12415 (30.32)
   Current1332615 (24.98)107393 (24.21)9508 (23.22)
Long-term care, N (%)39477 (0.74)11666 (2.63)2768 (6.76)
Systolic blood pressure (mmHg), mean (SD)131.79 (16.38)132.38 (17.95)132.6 (18.69)
Diastolic blood pressure, (mmHg) mean (SD)77.14 (9.74)78.48 (10.81)78.45 (11.25)
Estimated glomerular filtration rate (mL/min/1.73m2), mean (SD)78.68 (19.56)79.78 (21.47)78.75 (23.30)
BMI, mean (SD)29.93 (5.33)31.01 (6.05)30.95 (6.19)
Immunocompromised status, N (%)136569 (2.56)19474 (4.39)3206 (7.83)
Cerebrovascular disease, N (%)297678 (5.58)34689 (7.82)4459 (10.89)
Cancer, N(%)112029 (2.1)14062 (3.17)1802 (4.40)
Anxiety, N (%)507333 (9.51)66893 (15.08)8890 (21.71)
Chronic kidney disease, N (%)432647 (8.11)49194 (11.09)6302 (15.39)
Cardiovascular disease, N (%)770868 (14.45)81620 (18.4)9819 (23.98)
Dementia, N (%)196318 (3.68)25950 (5.85)3902 (9.53)
Depression, N (%)504132 (9.45)67558 (15.23)8460 (20.66)
Diabetes mellitus type 2, N (%)1331015 (24.95)141371 (31.87)14802 (36.15)
Lung disease, N (%)669508 (12.55)76741 (17.3)9201 (22.47)
Peripheral artery disease, N (%)71485 (1.34)9315 (2.1)1368 (3.34)
Receipt of seasonal influenza vaccine in the 2 years prior, N (%)2073076 (38.86)216604 (48.83)24626 (60.14)
Number of inpatient visits, mean (SD)0.13 (0.61)0.34 (1.18)0.82 (2.06)
Number of outpatient visits, mean (SD)2.52 (1.54)3.47 (1.6)4.17 (1.73)
Number of blood chemistry panels, mean (SD)2.7 (4.33)4.7 (7.38)8.2 (12.88)
Number of unique medications, mean (SD)8.03 (8.21)12.58 (9.63)16 (11.18)
Week of enrollment, mean (SD)**75.29 (28.65)78.51 (27.60)47.90 (22.91)
Average duration of follow-up, mean (SD)110.80 (69.75)104.93 (69.98)157.89 (46.80)
Time between infections, mean (SD)192.37 (113.68)187.04 (108.69)240.94 (142.08)
HHS region SARS-CoV-2 variant Delta proportion*, mean (SD)NA0.24 (0.4)0.11 (0.3)
HHS region SARS-CoV-2 variant Omicron proportion*, mean (SD)NA0.33 (0.45)0.03 (0.16)
Number of inpatient medicare usage, mean (SD)0.04 (0.2)0.03 (0.18)0.04 (0.2)
Number of outpatient medicare usage, mean (SD)0.16 (0.36)0.09 (0.29)0.07 (0.26)
Vaccination
   No vaccination, N (%)3262719 (61.16)275690 (62.15)35657 (87.08)
   One vaccination, N (%)376098 (7.05)37128 (8.37)1552 (3.79)
   Two vaccinations, N (%)1177908 (22.08)93508 (21.08)3263 (7.97)
   Three or more vaccinations, N (%)518002 (9.71)37261 (8.4)475 (1.16)
Average hospital bed capacity*, mean (SD)0.42 (0.14)0.42 (0.14)0.42 (0.14)
Total bed capacity*, mean (SD)466.25 (299.06)473.62 (301.26)491.82 (304.64)
Hospitalization during acute phase of first infection, N (%)NA39036 ( 8.8 )7280 ( 17.78 )
Admittance to intensive care unit during acute phase of first infection, N (%)NA10025 ( 2.26 )1978 ( 4.83 )
COVID Treatment, Immunomudulators, N (%)NA54606 ( 12.31 )7051 ( 17.22 )
COVID Treatment, Antivirals, N (%)NA21337 ( 4.81 )2686 ( 6.56 )
COVID Treatment, Antibodies, N (%)NA6831 ( 1.54 )446 ( 1.09 )

上の表は非感染のコントロール、非再感染、再感染者それぞれの特徴です。対象はアメリカの退役軍人です。上の表のように若者ではなく平均で60代で、平均BMIが30前後なので、ほとんどは代謝的に不健康な男性だと想像できます。若い人と同じには考えられません。この2~3年ほどの間に2回も3回も感染するということは、その分免疫力が低下している可能性も考えられます。実際に、再感染者は最初の感染時に入院した人が約18%と非再感染者の8.8%と圧倒的に高く、最初の感染時のICU入室も非再感染者の2.26%に対して、再感染者は4.83%と2倍以上です。

その他にも免疫不全状態の割合もコントロール2.56%、非再感染者4.39%、再感染者7.83%です。その他の慢性腎臓病、心血管疾患、脳血管疾患、うつ病、認知症、がん、糖尿病などの疾患も再感染者で最もその割合が多いのです。つまり、再感染者は再感染しやすい背景があり、感染などを契機として入院や死亡するリスクが高い人が再感染しているのです。別に新型コロナに感染しなくても他のウイルスや細菌感染でも恐らく様々なリスクは高くなるでしょう。

また再感染も間隔があいているので、その間にワクチン接種が何回も行われているかもしれません。そうすると、ワクチンによって感染時の死亡率、入院率、後遺症率が増加している可能性も十分にあります。このデータをそのまま鵜呑みにはできません。また、インフルエンザワクチンも同様ですがこのワクチンでそもそも感染は防げません。

再感染したから死亡率、入院率、後遺症発症リスクが高いのではなく、リスクがもともと高い人が再感染しやすいだけだと考えられます。

また、このウイルスはすでに普通の風邪のウイルスです。長い人生の中でこれまでも従来のコロナウイルスに何度も何度も感染しているのは普通です。感染も再感染もして当たり前のウイルスです。それを怖がって、不安になってどうするのでしょうか?コロナだから危険という考えはもう必要ありません。

いずれにしても、国民を騙す抗体価さえ大して上がらない、効果も期待できない、副作用も多い、ネズミさんでしか試していない人体実験ワクチン。

それでもオミクロン対応ワクチンを接種しますか?冷静に判断してください。

 

「Bivalent BNT162b2mRNA original/Omicron BA.4-5 booster vaccination: adverse reactions and inability to work compared to the monovalent COVID-19 booster」

「2価 BNT162b2mRNA オリジナル/オミクロン BA.4-5 追加接種:1価 COVID-19 追加接種と比較して、副作用と就労不能」(原文はここ

3 thoughts on “それでもオミクロン対応ワクチンを接種しますか?

  1. 第8波入口、等の報道がなされていますが、
    確かに感染確認数は増加、しかし重傷者や病床使用率はとても多いとは思えません。
    専門家の方々の「正しく恐れる」方法を聴いてみたいです。

    1. 鈴木 武彦さん、コメントありがとうございます。

      病床使用率は上がっています。しかし、それは陽性者でほかの疾患による入院でしょうし、
      ほとんどは高齢者ばかりでしょう。
      以前のようにコロナによる肺炎はほとんどいないので、病床使用率の上昇は制度の問題です。

  2. 感染予防効果が謳われた当初は「大切な人を守るため」とか「職場で迷惑をかけないため」など
    同調圧力から接種を半ば強要。
    次第に化けの皮が剥がれて、感染予防効果どころか、重症化予防効果も怪しくなってきた。
    極めつけは、人口動態統計で示されている死亡者の激増です。
    自分で考えて、ワクチンを打たないと決めた人の肩身は狭いもんでした。
    ネット情報なので、デマだとは思いますが、ワクチン接種について、こんな書き込みを見ました。

    <コロナワクチン接種率>
     厚労省職員 10%
     国会議員 15%
     医師 20%
     国民 82%

    ワクチンの真実を知ってる人は摂取しないという趣旨の「デマ」だとは思いますが・・・
    ところで、シミズサマはワクチンは接種されたのでしょうか?

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