各都府県の人口動態の死亡数を追っていると奇妙なことに気付きました。2019年5月、何があったのかわかりませんが、ほとんどの都府県で2019年4月よりも大きく増加しているのです。2020年や2021年には起きていません。
例えば、高知県
例えば東京都
例えば長野県
何があったのでしょうか?とりあえず各都府県の2019年4月と5月の死亡数を見てみましょう。(空白は私がデータを持っていないところです。)
2019.04死亡数 | 2019.05死亡数 | |
北海道 | ||
青森県 | 1518 | 1640 |
岩手県 | 1367 | 1697 |
宮城県 | 1952 | 2217 |
秋田県 | 1308 | 1365 |
山形県 | 1249 | 1377 |
福島県 | 1922 | 2115 |
茨城県 | 2626 | 3021 |
栃木県 | 1876 | 1751 |
群馬県 | 1829 | 2130 |
埼玉県 | 5388 | 6055 |
千葉県 | 4845 | 5283 |
東京都 | 9418 | 10751 |
神奈川県 | 6712 | 7455 |
新潟県 | 2328 | 2762 |
富山県 | 1027 | 1151 |
石川県 | 1007 | 1137 |
福井県 | 756 | 824 |
山梨県 | 777 | 842 |
長野県 | 2017 | 2411 |
岐阜県 | 1874 | 2025 |
静岡県 | 3268 | 3606 |
愛知県 | 5497 | 6179 |
三重県 | 1706 | 1665 |
滋賀県 | 1043 | 1197 |
京都府 | 2200 | 2384 |
大阪府 | ||
兵庫県 | 4700 | 4999 |
奈良県 | 1166 | 1242 |
和歌山県 | ||
鳥取県 | 603 | 623 |
島根県 | 810 | 777 |
岡山県 | 1706 | 1987 |
広島県 | 2504 | 2814 |
山口県 | 1464 | 1736 |
徳島県 | 813 | 882 |
香川県 | 929 | 1010 |
愛媛県 | 1453 | 1544 |
高知県 | 764 | 968 |
福岡県 | 4321 | 4747 |
佐賀県 | 755 | 907 |
長崎県 | 1381 | 1504 |
熊本県 | 1611 | 1923 |
大分県 | 1157 | 1298 |
宮崎県 | 1050 | 1196 |
鹿児島県 | 1655 | 1797 |
沖縄県 | 940 | 1112 |
合計 | 95292 | 106106 |
44都府県で2019年4月が95,292人、5月が106,106人です。5月は4月よりも10,814人、11.3%の増加です。非常に大きな増加で上の図が納得できます。
しかし、厚労省の人口動態統計速報のグラフは次のようです。(データはここより)
上の図は2019年(青)と2020年(赤)のグラフですが、2019年では4月と5月では横ばいまたはやや減少しているようにしか見えません。実際の速報値でも
2019年4月速報値 | 2019年5月速報値 |
112,939人 | 112,258人 |
とやっぱり微減しています。
44都府県の死亡数の合計との差は、4月で17,647人、5月で6,152人です。大阪府では4月と5月におよそ8,000人ぐらいの死亡数があり、公表されていない北海道と和歌山県の人口の数から考えて1か月で合わせても5,000人程度ではないかと思います。そうすると、44都府県の死亡数は4月では4,000人程度少なくカウントされ、5月では7,000人程度多くカウントされていることになります。そんなことってあるでしょうか?もちろん速報値なので、誤差はあります。しかし、ほとんどの都府県で4月よりも5月が大幅に増加しているのに、厚労省の速報値は微減とこれだけ違いがあるのは理解できません。
厚労省は隠匿体質なので、何か隠そうとして、この2019年5月のデータを操作したのかもしれません。それとも各都府県の統計がずさんなのでしょうか?
でも何があったのでしょうか?何も思いつきません。厚労省の公表しているデータそのものが信頼できるのかも怪しくなってきています。
2019年5月といえば令和になった月ですね。 なにか社会的な問題があるのでしょうか。
令和改元ですね。
京アニ放火事件、ラグビーワールドカップ日本大会ベスト8、首里城焼失、東日本台風大雨被害などもありました。