多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する糖質制限

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵がおこりにくいことによる月経不順や無月経の原因となり、男性ホルモンが増加するため毛が濃くなったり、ひげが生えたり、ニキビができやすくなったり、声が低くなるなどの症状があります。また肥満に伴うインスリン抵抗性の増加もあります。そして、不妊の原因にもなります。

以前、渡辺直美さんが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ではないかということを記事にしました。太っていることを売りにすることは芸人ですから、良いのですが、普通の生活をしている方はやはり「体を張って太る」(なんか変な表現ですが)のは危険です。

糖質制限をすると、非常に効果があるという研究です。しかも、不妊の女性の5人中2人が妊娠しているという事実まであります。不妊に悩んでいる方はまずは糖質制限をしてみてはいかがでしょうか?

「The effects of a low-carbohydrate, ketogenic diet on the polycystic ovary syndrome: a pilot study.」

「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する低炭水化物、ケトジェニック食の効果:パイロット研究」(原文はここ

要約

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生殖年齢の女性に影響を及ぼす最も一般的な内分泌障害であり、肥満、高インスリン血症およびインスリン抵抗性に関連している。低炭水化物ダイエットはインスリン抵抗性を低下させることが示されているため、このパイロット研究では、低炭水化物、ケトジェニック食(LCKD)がPCOSを有する過体重および肥満の女性の6ヶ月間の代謝および内分泌作用を調査した。

結果:BMI27以上の11人の女性が参加。24週間、炭水化物の摂取量を1日20g以下に制限するように指示された。参加者は食事療法指導の測定と補強のために、2週間ごとに外来を受診した。研究を完了した5人の女性では、ベースラインから体重(-12%)、遊離テストステロン(-22%)、LH / FSH比(-36%)、空腹時インスリン(-54%)と様々なパラメーターが減少した。インスリン、グルコース、テストステロン、HbA1c、トリグリセリド、および知覚される体毛の有意な減少はなかった。以前の不妊症の問題にもかかわらず、2人の女性が妊娠した。結論:このパイロット研究では、低炭水化物、ケトジェニック食により、24週間にわたり肥満およびPCOSを有する女性の体重、遊離テストステロン、LH / FSH比、および空腹時インスリンが有意に改善した。

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