ある中学校で「フェイクニュースの見破り方」という特別授業が行われたようです。(記事はここ)
正しい情報。何をもって正しいとするのか、非常に難しい時代です。ファクトチェックという言葉が流行(?)していますが、誰がどうやってチェックしたものがファクト、事実なんでしょうか?
フェイクニュース、陰謀論とレッテルを張ってしまえば、多くの人はウソだと思ってしまうでしょう。
専門家という肩書を持つ人は本当に事実だけを述べているのでしょうか?お金でどうにでもなる時代です。その専門家は誰からもお金をもらっていないのでしょうか?もらっていたらその人やその企業などに有利な発言をすることは不思議ではありません。
発言力、影響力のある人にお金を配れば、フェイクもファクトにできます。一番質の悪いのはウソを本当だと学んで、そのウソを疑いもなく本当だと思い込み、そのウソを広め続ける専門家なのかもしれません。彼らはお金の流れが無くてもウソを吐き続けます。
いずれにしてもそんなに簡単にフェイクニュースを見破れるのでしょうか?中学生にしっかり教えられるぐらいこの方は真偽を見破る力があるとは思えません。こんな上辺の授業は逆に有害でしょう。
この授業では、コロナワクチンが危険という情報のどこがフェイクなのかを、「パソコン」で調べてもらっています。ネットで検索すれば「正しい」答えが探せる、と思わせることは危険です。新型コロナの流行、ワクチン接種が開始になり、情報はコントロールされ、医療雑誌の論文も検閲が酷くなってしまいました。Google先生と言われた時代は遥か昔で、一部の企業や人間の広報部門と化しています。
ネットが広まり始めたころは、ウソも本当もごちゃまぜで、その真偽を自分で判断することが求められました。そのごちゃまぜで、どれが本当でどれがウソかわからないけれども両方ともが同じ検索に引っ掛かってくることが重要だと思っていました。
「フェイク」という考えで、勝手に検索サイトがその情報を排除すると、本当のフェイクをファクトにできてしまいます。
(生徒)「大学も、秋口教授も存在しない!」
(生徒)「ワクチンは2020年でなくて、2021年につくられた」
(教授)「その通り。間違いなくフェイクですね」
各自のパソコンで調べた結果、大学や教授が実在しないことや、研究の報告時期と実際のワクチンの開発時期とのずれに気づくことができました。
世の中の情報コントロールは恐らくこんな簡単な内容ではないでしょう。大学や教授が存在したとしても、教授が本当のことを言っているか?研究費はどこから出ているのか?一般の人では確かめることが難しいでしょう。お金の流れがわからないと情報の真偽はわかりません。
大学も研究者もお金が必要です。お金をもらうためには、研究内容や研究の「結果」までスポンサーの意に沿ったことをやる必要があるでしょう。
そのような大学、研究者、専門家の闇を伝えないこの授業も、実際には広報部門の教授が行っているコントロール活動なのかもしれません。
ただでさえ自分で考えることを教えられていない日本人は、このような授業でより洗脳されやすくなるでしょう。
ワクチンも2020年ではなく2021年に作られた、という内容もネット情報そのままです。新型コロナウイルスがかなり以前に作られていたのですから、それと同じような時期にワクチンも作られているでしょう。2021年に作れれたというのもフェイクである可能性が高いのです。
どうせなら、ファイザーのワクチンの95%有効という、トンデモない論文のウソを教えた方が、彼らのためになったと思います。「企業はこうやってみなさんを騙しているんだよ」「医師でさえこんなとんでもない情報に騙されるんだよ」ということを教えないとダメでしょう。医師も騙されているので、医師の考えを鵜呑みにしてはダメだということを教えるべきです。生データも示せない、出してきた情報は黒塗りばかり、そんな情報が本当であるわけがありません。
データなんかどうにでも操作が可能であるので、有名な医学雑誌に掲載された論文が事実であると思ってしまってもダメです。医学雑誌は製薬企業のマーケティング部門と化しています。そしてそれらの論文がエビデンスとして積み重ねられ、ウソも真実となってしまうのです。医学雑誌は製薬会社からの資金で成り立っています。
コレステロールはずっと悪玉扱いです。医師を含む多くの人が信じ切っています。ネットを調べてもコレステロールは悪いという情報ばかりが出てくるでしょう。
最近、人間行動学で、「誤った情報を検証するためにネット検索をしていると、その情報が真実だと確信してしまうことがある」という内容の論文が出ました。検索エンジンを使ってフェイクニュースの真偽を判定する課題に取り組んだ被験者は、その情報を真実だと確信してしまう確率が高いというのです。リテラシー(ある分野における知識やスキル、理解力)が低いと、適切な判断を下すための情報を得たり、理解することができません。
でも、逆も起こり得るのがネットです。コロナワクチンの場合、このワクチンは危険だという情報を検索すると、危険ではないことや危険だというのはデマだという情報がたくさん出てくるでしょう。「正しい情報を検証するためにネット検索をしていると、その情報がウソだと確信してしまう」ことも大いにあるのです。
最初で書いた、この授業を行った教授こそ、もしかしたらリテラシーが低いのかもしれません。
糖質制限も今やかなり言葉として認知されていますが、最初の頃は「糖質」という言葉さえありませんでしたし、「糖質制限」はトンデモ情報のような扱いもあったと思います。しかし、いまだに「過度な」糖質制限は危険だという情報も氾濫しているでしょう。
医療の面から情報を考える場合、やはり人間の本来のメカニズム、人類が進化の過程で獲得した初期設定について、十分に考え、想像し、そこから正しいかどうかを考える必要があると思います。人間の代謝は近年で進化したわけではありません。ただ、人間は適応力が非常あるので、大きく変化した食事にも何とか適応しようと頑張ってしまいます。しかし、いつかそれも破綻します。その破綻が早い人もいれば、遅い人もいるでしょう。破綻してからでは取り返しがつかない場合もあるでしょう。個人差も非常に大きいでしょう。
何が真実かは、本当によくわからない時代です。しかも我々はまだ人間の体、代謝の一部しか知らない、無知な人間です。専門家は全てがわかったかのように話をするかもしれません。
フェイクとレッテルを貼られたものの中に真実があることもあるでしょう。ずっと真実、定説と思われてきたものの中にフェイクもいっぱい存在しているはずです。
常に疑問を持つことが必要です。国も平気で国民にウソをつきます。専門家もウソをつきます。ノーベル賞をもらうような人であってもウソをつきます。専門家は専門家であることを盾に、本当のことを言う人達を攻撃し、自分たちこそ正しいと思わせようとします。これからもフェイクとの戦いは続くでしょう。
早いもので、もう今年1年が終わろうとしています。なんだか本当に時の流れが早く感じます。今年も1年、何とかこのひとりごとのブログも続けられました。先日の講演会で、多くの人にうれしいお言葉をかけていただけ、私の情報発信も無駄ではないのだな、と思いました。
それにしても、これまでは糖質が最も悪の根源だと思ってきましたが、コロナワクチンが出てきたせいで、非常に事態は複雑になってきています。糖質はがんの原因だと思っていますが、コロナワクチンもがんを招く可能性が高いし、自己免疫疾患も糖質だけでなくワクチンでも増加するし、様々な病気がこれからどんどん増えてきて、糖質なのかワクチンなのか、その両方なのか、本当にわからなくなってきています。
ワクチンの恐ろしさは本当はこれからなのかもしれません。
人間の本来の力を信じるべきだと思います。医療は上手く利用するものであって、頼るものではありません。
もちろん私の情報も疑ってください。専門家やガイドラインほどではありませんが、私もチェリーピッカーですから。
今年も1年どうもありがとうございました。良いお年をお迎えください。
「Online searches to evaluate misinformation can increase its perceived veracity」
「誤った情報を評価するためにオンライン検索を行うと、その真実性がさらに高まる可能性がある」(原文はここ)
宗教まがいや、マルチ商法に嵌る人
同様、減塩やスタチンを信奉している人を
他人が「洗脳」から解くことは
不可能ですね。
変えられるのは自分のみ。
(かく言う自分も様々洗脳を受けて
いるのでしょうが)
今年も、刺激的かつ信頼の持てる
有用な情報をありがとうございます。
来年も期待しております。
鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。
何も疑わないと楽なんですが、不利益は自分や家族が被ります。
昔は今よりももっと無知だったので、いっぱいいろんなことを信じていました。
これからの若者たちが幸せに生きていくために、我々が何とかしなくてはならないとも思っています。
期待に応えられるかどうかはわかりませんが、私なりのペースで何とかやっていこうと思います。
良いお年をお迎えください。
糖質制限でも何でもそうですが誰かの情報を鵜吞みにして自身で考えないことが問題ですね
それより今年一番記憶に残ることは清水先生と出会い話せたこと
昔の野球監督のセリフじゃありませんが糖質制限は永遠に不滅です(笑)
今年一年たくさんの情報をありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします
ギムレットさん、コメントありがとうございます。
講演会にご参加いただけたのですね。ありがとうございます。
よいお年をお迎えください。
清水先生、今年もお世話になりました。ありがとうございます。
健康に関してはもちろん糖質制限有りきですが、清水先生のお言葉「人間の身体は機械ではありません。取説もありません。」は私にとっては金言ですし、本当に深いと感じています。。血液、その他諸々の検査とは違って感覚的な事は自分自身しか分かりませんので、その感じたものは大切にしています。。
時には清水先生のブログのお言葉をお借りしたりして気楽にそして快適に過ごしております。
現在は心筋梗塞時の病院とは違いますが、循環器の先生に問われました。
「そろそろ10年になりますが、その間に何かありましたか?」
「風邪一つありません。」
「糖尿病の薬は皆無ですし、こんな薬の少ない患者さんはなかなかいないですよ。そのモチベーションはどこから来るんですか?」
「運良く助かりましたし、心筋梗塞、糖尿病はこれまでの糖質過剰摂取が原因と思っていますし、歳だから、運か悪かったとは思っていません。それなりの年齢ですが、今さらなどとも思いませんし、何よりも自分自身の事ですから。」
「それがなかなかでしてね~・・」
来年も宜しくお願い致します。
太田さん、コメントありがとうございます。
薬を使わないと、通常の医師は治療だと思っていません。
本当は患者の体を改善し、健康にすることが治療ですので、それが薬でも食事でもなんでもいいのです。
ただ、薬はほとんどが対症療法なので、本来の意味の治療にはなりません。
よいお年をお迎えください。
今年も1年ありがとうございました。
来年もブログの更新楽しみにしています。
もちろんシミズ先生のペースで!
マラソンも応援しています!
来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。
ミホさん、コメントありがとうございます。
毎年毎年、いつまで続くか、という話をしながらここまで来ました。
マラソンはゴールを目指しますが、このブログにはゴールがありません。
私は勝手に何かと戦っていますが、戦う気力がなくなれば、自然にやめてしまうでしょう。
まだまだ気力は充実している感じですので、来年もマイペースでやっていきます。
よいお年をお迎えください。
11月5日の講演会に参加させていただいた者です。
いつも貴重な情報をブログや本で発信してくださり、
ありがとうございます。
医療のことは全く分からない社会人ですが、
ブログや本を読ませていただき、
ネットやテレビの情報をただただ鵜呑みにするのではなく、
冷静に、そして、丁寧に、勉強を続けることの大切さを
痛感しております。
来年もどうぞよろしくお願いします。
kazuさん、コメントありがとうございます。
講演会へのご参加ありがとうございました。
医療および医学のことは、医師でも一部しかわかりません。
人間のすべてが解明することは、当分(?)、到底(?)無理です。
さらに企業によって医療がかなり歪められてしまっているので、
その軌道修正はかなり困難です。
だから本当に自分自身で情報を得て、判断しなければなりません。
私なりの情報提供を来年もできると良いと思っています。
よいお年をお迎えください。