シリアルの大手のケロッグは、イギリスでの子供用のシリアルの砂糖を40%削減すると言っています。
「Kellogg’s to cut sugar in kids’ cereals by up to 40%」
「ケロッグは子供の穀物の砂糖を最大40%削減する」2017.11.29 BBC Newsより(記事の原文はここ)
日本ではこのような報道がされていないところを見ると、日本で販売されているシリアルは対象外なのでしょうか?日本ではまだ、子供の肥満が目立っていないからでしょうか?しかし、日本人は肥満になりにくいだけで、確実に糖質の害を受けています。
ケロッグの試みとしては評価はできます。
ただ、40%削減した代わりに、他の人工甘味料を入れるような気がしてなりません。結局、大して変わりないかもしれません。もっとも大事なことはこのようなジャンクフードに手を出さないことです。
イギリスでは清涼飲料業界に対する砂糖税はすでに発表されており、来年4月に発効する予定です。
増税は嫌ですが、せっかく増税をするなら、日本も早く、この砂糖税、もっと可能なら幅広く糖質税を行って欲しいものです。それとともに、食品業界に糖質の含有量の大幅な削減を求めるべきでしょう。しかし、日本では何も動きがないのが非常に気になります。消費者から声が上がらないからなのか、政治家や官僚に企業からたっぷりお金が回っているのかわかりませんが、いつものように後手後手に回らないようにしてもらいたいですね。
マスコミも企業の宣伝しかせず、食品業界の姿勢に批判的な報道は皆無です。不正をした場合はもちろん報道はありますが、近年様々な研究によりエビデンスが出てきているのに、現在の糖質過剰に対する批判的な目は全く向けられていません。糖質制限関連の商品を話題にするだけではなく、なぜ糖質制限がここまで広がっているのか、企業に遠慮せず伝えることのできるマスコミは日本にはないのでしょうか?
やはり、日本のお米文化が一番影響しているのかもしれません。