スコットランドの糖尿病管理のガイドラインが最近アップデートされましたが、その中の健康的な食事の項目に、「2型糖尿病の患者は体重管理と血糖値の改善のために選択する食事」として、従来のカロリー制限とともに、糖質制限の記載が載りました。ただし、「1日につき50gまでにするのは6か月までが安全」という制限がついているのが残念です。しかし、大きな前進でしょう。
アメリカも最初は糖質制限は期限付きでしたが、現在は期限の制限は無くなりました。
日本は未だに、「カロリー制限」だけです。しかし、このように世界で様々な国がだんだんと変化してきているのは事実です。そうすると日本も方針を変えざるを得なくなります。
日本の糖尿病学会が「手のひらを反す」のは時間の問題でしょう。言い訳もせず、まるで昔から糖質制限をやっていたかのように患者さんに指導を始める糖尿病の医師がいっぱいいたりして…