子宮頸がんワクチン問題の村中璃子さんがジョン・マドックス賞受賞しました。
(ジョン・マドックス賞受賞スピーチ全文はこちら)
ジョン・マドックス賞というのは、イギリスの科学誌ネイチャーなどが「困難や敵意にぶつかりながら、妥当な科学や公益に関する事柄の根拠を世界に広める人」を表彰するために創設した賞だそうです。今回が6回目で、25か国の95人、100点の候補から村中さんが選ばれました。
しかし、このことはほとんどのマスコミが伝えていないようです。
「子宮頸がんワクチン問題めぐる英表彰、報じられぬ日本 新聞では「産経」「道新」のみ」J-CASTニュースより
久々に子宮頸がんの話題が上がってきましたが、日本のマスコミはなぜか正面からこの問題を報道しません。毎回のことですが。皆さんは「自由」な国に住んでいると思っているかもしれませんが、かなり操作されています。
産経の記事「ジョン・マドックス賞に日本人医師 村中璃子氏、子宮頸がんワクチン問題について発信」
道新の記事「英科学誌の賞に北大卒・村中さん ワクチンの記事評価」
東洋経済の記事「「医師とメディア人」二足のわらじを履く理由~あの英紙「ネイチャー」が選んだ日本人女医」
私が以前の記事で「子宮頸がんワクチンの副作用の考察」というのを書きました。子宮頸がんワクチンの副反応を示した子たちの多くは「転換性障害」だという考えは未だに変わっていません。ネットに上がっている動画を是非良くご覧ください。実に変な症状の表し方をしているか、わかる人にはわかると思います。無意識の動きとは違うのです。
今回改めて、いろいろ探してみると面白いネットの記事を見つけました。
現場からの医療改革推進協議会シンポジウム(現場シンポ)、というものがあるそうです(私は知りませんでした)が、毎年行われ、その中のセッションで、副反応から回復した方(母親)から重大な告発があったそうです。実際には聞いていませんので、この記事からしか知ることはできませんが、これが本当なら、かなり問題のある話です。
被害者連絡会が被害者を回復させることがすでに目的ではなくなっているような団体になってしまっていることです。
そして、そのシンポジウムで話をした母親は、多くの副反応に心因的な要素が強いことを認めたのです。ある母親は「症状はワクチンがトリガーとなった心因性である子がほとんどでないか」とも言っていたそうです。この母親たちの子どもたちは現在では回復しています。「心因性」を認めたことが回復につながったと私は考えます。
一時期、信州大学の元教授である池田修一氏が、子宮頸がんワクチンは脳を障害すると誤解されるような非常に低レベルな研究を発表し、テレビのニュースでも大きく取り上げられました。(「子宮頸がんワクチン、信州大 池田修一教授研究班のデータ捏造疑惑と日本のマスコミの闇」参照)その研究は非常に問題があるのに、その内容を流したニュースはそのままほったらかしで、恐らく訂正はしていないと思います。大学は調査しましたが、身内なのでねつ造ではないと判断しました。厚労省は非常にこの池田氏の研究班を批判し、研究費は減額されています。(それでもクビにならず、無駄な税金がまだ使われています。)
その池田修一氏の研究をねつ造だと記事にしたのが、この村中さんです。それに対して名誉毀損として池田修一氏は村中さんを訴えたのです。その裁判の様子はここにざくっと書かれています。
しかし、税金で研究して、全く証明もできていない内容をテレビという非常に影響力のあるマスコミで流して、国民をだましたことは非常に許しがたい行為です。
子宮頸がんワクチンが必要なのかどうかは私の中ではまだ結論が出ていません。医療従事者なのでB型肝炎のワクチンは接種しています。しかし、インフルエンザワクチンの必要性は感じていません。子供に対するワクチンも全部が必要なのかどうかも疑問です。後遺症を残さないような感染症は必要だと思っています。寄生虫でさえ本当は必要だとも思っています。(「我々は清潔になり過ぎた!もう一度、寄生虫と共に生活すべきなのかもしれない」参照)体の中に寄生虫がいると思ったら恐ろしいですが。
しかし、パニックにすぐになる日本人には子宮頸がんワクチンは向いていないのかもしれません。そして、日本人はもっと正しい情報を得るべきでしょう。何らかの力によって情報が本当に偏っていると最近感じます。おとなしい国民性が災いしていると思います。