みなさんの血液データから得られたもので、これまでLDLとHDL、中性脂肪について記事にしました。(「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」「驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性脂肪 みなさんの血液データから その2」参照)
今回は他にいろいろ分析してみたことを書きますが、正直あまり面白いネタは出てきませんでした。
まずは尿酸値についてです。
これは糖質制限をしている方だけのデータですが、基準値を7までとするとそれを超えている方も数人います。もっとも高い方は10を超えていました。
尿酸値は何を表しているのかよくわかりません。BMIやLDLや中性脂肪などとの関連もありません。糖質制限との関係も不明です。
では尿酸値とアルコールの関係を見てみましょう。自己申告の飲酒量から勝手に計算してみた1週間のアルコール量で分析しています。ちょっといい加減な分析ではあります。
尿酸値とアルコール量は正の相関関係が認められました。
全くアルコールを飲まない人を除いてみると、
それでも正の相関関係があります。アルコールと尿酸値は関連がありそうです。もちろんこれはビールと関連しているわけではありません。糖質制限をしている人がほとんどなので、自己申告ですが、普段のアルコールはビールの人はほとんどいません。
次にHDLコレステロールとアルコール量の関係です。
このグラフは糖質制限をしていない人も含んでいます。
そうするとHDLコレステロールとアルコール量は弱い相関関係があります。しかし、全くアルコールを飲まない人を除くと相関関係は無くなってしまいました。以前の記事「HDLコレステロールを上げる食事、下げる食事」で書いたように最もHDLコレステロールを上げるものはアルコールであったので、相関関係を見てみましたが、今回のデータではあまり関連がありませんでした。もしかしたら今回のデータの多くの方が糖質制限をしている人であり、HDLコレステロールは上がるだけ上がってしまっていて、アルコールによって上がる余地がなかったのかもしれません。
さらに中性脂肪とアルコールの関係も見てみました。これも糖質制限をしていない人も含んでいます。
これは弱い相関が認められました。次にアルコールを全く飲まない人を除いてみました。
そうすると、さらに相関関係が高くなり正の相関を認めました。
しかし、どのグラフを見てもちょっと気になる点があります。1週間のアルコール量が1人だけ800gを超えているのです。その人にデータが引っ張られてしまっているように見えます。
実際にその人のデータを除いてみると、HDLや中性脂肪の相関関係は無くなってしまいました。ただ、尿酸値に関しては関連は弱くなっていますが相関関係を認めました。
肝機能などのデータは今回はアルコールとの関連が認められませんでした。
いずれにしても、アルコールの飲み過ぎは良くないかもしれませんね。
先週、市の特定健診受けてきた時に尿よりたんぱくが出てると言われました。朝走ったのが原因かも?と。血液検査の結果出ましたらメール送ります。5月は故障で走らず6月より走りはじめましたが函館マラソンは無理かなあ?毎日葛藤の日々です先生はサロマに向け頑張っている事でしょう!シューズはどうしましたか?
ヤスさん、コメントありがとうございます。
函館走れると良いですね。
私はサロマ、完走したら記事にします。
記事にならなければそっとしておいてください。