「一流アスリートの食事」という本を何度か取り上げましたが、その著者が雑誌で非常に低レベルの発言をしていました。
記事の題名に「元」管理栄養士ということになっているので、錦織選手の管理栄養士はクビになったのでしょうか?よかった!
この方は糖質制限をよく知らないまま発言をしていますし、ひょっとしたら糖質制限をカロリー制限も同時にすると勘違いしているのかもしれません。相変わらず知識のない代表的な発言「糖質が足りないと脳がガス欠状態になり、正常な生活が送れなくなる。」
糖質制限している我々は「正常な生活」を送れていないそうです。(笑)
「体が重く、だるく、慢性的に疲れている状態になります。気分も不安定になり、ずっとイライラしているなんていうことも……。一時的に体重は落ちますが、生活にハリがなくなり、幸福感も感じにくくなります。」というのは完全にカロリー制限の状態です。
また、この記者のエピソードも超低レベル。
「ごはんは太ると思い込み、炭水化物を完全に遮断。朝食は豆腐とワカメにポン酢をかけたもの、昼食はフルーツとゆで卵とヨーグルト、夕食は抜きという食生活を3カ月ほど続けた結果、体重は15キロ減。みるみるヤセて舞い上がっていたが、月経は3カ月止まっていた。」とのこと。当たり前でしょう。カロリー制限もいいところだし、これを糖質制限とは言わないでしょう。そりゃあ、生理も止まるわ!
「さらにもっと悪いことに、糖質制限をやめれば、以前に増して太ってしまいがちなんです」というのも当たり前です。糖質を摂れば太ります。
「糖質制限をすると急激にエネルギー源が断たれるので、女性ホルモンのバランスが乱れ、月経が止まることがあります。」と言っていますが、エネルギー源は絶たれるはずはありません。脂肪がエネルギーになることを知らないのでしょうか?普段でも誰でも食後数時間たてば脂肪をエネルギー源としているのです。また、脂質を含むカロリー制限により女性ホルモンのバランスが崩れ月経が止まる一番の原因となるでしょう。
そして、またいつもの「糖質制限をすると筋肉が落ちる」という決まり文句。自分でやっていてはいかがでしょうか?
このような低レベルの知識の栄養士が一流アスリートの管理栄養士であるという現実。いい加減改善してほしいものです。まあ、森永製菓関連の会社なので糖質制限は無理でしょう。森永の製品が売れなくなりますから。
錦織圭の元管理栄養士が語る「なぜ“糖質制限”は危険なのか」
投稿日: 2016年10月06日 06:00 女性自身より
「糖質制限ダイエットは、たしかに短期間で体重が落ち、一時的にはヤセます。目に見えて効果が出るので、ヤセた実感も満足度も高い。さらに面倒なカロリー計算が不要で、炭水化物を抜くだけとカンタンなのも飛びつきやすい理由です。でも実はさまざまな弊害があり、危険なんです」
そう緊急提言をするのは、森永製菓のウイダートレーニングラボで管理栄養士を務める細野恵美さん。’05〜’10年、千葉ロッテマリーンズの栄養管理を担当後、錦織圭選手、浅田真央選手など一流アスリートの管理栄養士を歴任。現在は高梨沙羅選手ほか7人のアスリートを担当している。
錦織選手も、以前は糖質制限を取り入れていた結果、スタミナ不足に悩まされていた。’12年から細野さんが担当となったことで適切に糖質を取り入れ、世界ランキングは25位から5位までアップした。浅田選手、高梨選手も糖質メシによってスタミナと身体バランスをキープすることに成功している。
「糖質制限ダイエットがはやったことですっかり悪者になってしまいましたが、そもそも糖質は大切なエネルギー源なのです。人間の3大栄養素は糖質・タンパク質・脂質です。1日の適正量は『糖質50〜60%、タンパク質15%、脂質25%』なんです。糖質が不足すると脳にエネルギーが行き渡らず、頭が働かなくなります。集中力が続かず、仕事も手につかなくなるのです」
糖質が足りないと脳がガス欠状態になり、正常な生活を送れなくなる。
「体が重く、だるく、慢性的に疲れている状態になります。気分も不安定になり、ずっとイライラしているなんていうことも……。一時的に体重は落ちますが、生活にハリがなくなり、幸福感も感じにくくなります。さらにもっと悪いことに、糖質制限をやめれば、以前に増して太ってしまいがちなんです」
実は記者(34)も、糖質制限ダイエットの経験がある。「ごはんは太る」と思い込み、炭水化物を完全に遮断。朝食は豆腐とワカメにポン酢をかけたもの、昼食はフルーツとゆで卵とヨーグルト、夕食は抜きという食生活を3カ月ほど続けた結果、体重は15キロ減。みるみるヤセて舞い上がっていたが、月経は3カ月止まっていた。
「糖質制限をすると急激にエネルギー源が断たれるので、女性ホルモンのバランスが乱れ、月経が止まることがあります。月経の乱れは女性の体に深刻な影響をもたらしますし、更年期に糖質制限をすると症状を悪化させる一因になります」
細野さんが女性アスリートの栄養管理をする際には、体脂肪率15%を目安にしている。15%を下回ると、月経が乱れやすいからだ。
閉経後の女性はさらに注意が必要だ。閉経後は代謝が落ち、コレステロールをためやすくなる。つまり脂肪を蓄積しやすい体質になるが、安直に糖質制限をすると、体が不足したエネルギーを筋肉から使うようになる。
「糖質はほかの栄養素よりも早く体を動かすエネルギー源となります。糖質を摂取しなければ、自分の筋肉を分解してエネルギー源にしてしまいます。筋量が落ちれば代謝が悪くなり、さらに脂肪をため込みやすくなっていくのです。加齢にともなって筋力は低下しますし、一度落ちた筋肉を取り戻すのは時間がかかります。閉経後の糖質制限はかなり危険といえます」
高齢者の筋力低下はそのまま健康寿命の短縮にもつながる。老後を元気に過ごしたければ、糖質制限はNGだ。
批判しかしてないですけど、その根拠はどこにあるのでしょうか?
あなたのような危険思想の持ち主が書くこの記事の方が害です。
書くかよさん
根拠はあるつもりですが、根拠をすべてブログに書くつもりはありません。
根拠がないと思われる部分の根拠を教えていただけるとありがたいです。
現在、サッカーの長友選手は糖質制限からファットアダプトと言う食事法に変更しています。著書によると以前からスタミナには定評のある長友選手ですが、瞬発力には不安があったようです。
ファットアダプトでの糖質量は結果的に長友選手の場合は180g/日程度でしょうか。この糖質量の根拠を食後血糖値が140を超えない上限の糖質量としています。以前の著書でも糖質制限でケトン体でスタミナは出来ると発言していたと思いますが、90分間、ダッシュとストップを繰り返すサイドバックというポジションではスタミナに加え、瞬発力が必要との事でこの食事法に移行したようです。専属シェフに加え、、山田医師からアドバイスを得ているようです。
アスリートとして理にかなった食事法を実践しているように思いますが、マラソンをされている清水先生から見て如何でしょうか。
140を超えない食事と言う意味では糖尿人の食事法としても理にかなっている(糖質量は全く違うと思いますが)のではないでしょうか。
西村典彦さん、コメントありがとうございます。
180gとしても、アスリートとしては非常に少ないでしょうね。私は普段はスーパー糖質制限ですが、
フルマラソンやウルトラマラソンのレース中には、状況に合わせて糖質入りジェルを使用しています。
ペースを上げたり、長距離になるとどうしても、体のグルコースが枯渇するような感じがします。