北海道マラソン2019 2020東京オリンピックは大丈夫?

昨日、北海道マラソン2019が開催されました。国内では唯一の真夏の大会ですが、やはり北海道です。今年は本当に涼しかった。スタート時(9時)の気温は18.1度、雨が降ったり、晴れ間が覗いたりの天気でした。11時でも20度、12時で21度でした。スタートを待っている間、雨が降ると、半袖では肌寒い気温でした。後半には晴れていましたが、途中かなりの雨が降る時間もあり、逆に体を冷やしてくれて、非常に走りやすいコンディションでした。風はそれなりに強かったのですが、元気な前半は向かい風だったのですが、折り返しから体力的に落ちてくる後半では追い風に変わってくれたので、後半のタイムの低下が少なくて済みました。結果は自己ベストに少し及ばなかったのですが、北海道マラソンのベスト記録(3:38:25)です。残念ながらまたもサブ3.5は達成できませんでした。

雨のコンディションの中、ボランティアの皆さん、沿道の応援の皆さんには本当に感謝です。

フルマラソンのレース直後はいつも足が攣るのですが、今回のレース後は自分史上最大の下腿の痙攣、こむら返りが両足同時に襲ってきました。ゴールして、着替えの場所まで行くまでにしばらく歩かなければならないのですが、ゴール直後に芍薬甘草湯を飲んだにもかかわらず、両足が痙攣し始めました。それでもゆっくりと歩いて、着替えの場所に行ったのですが、シューズを脱ごうとした瞬間に酷いこむら返りが襲い掛かってきました。ふくらはぎだけではなく、脚の前側も痙攣してしまっていました。下腿の筋肉という筋肉が全部こむら返りを起こしている感じです。しかも、いつもであれば足を伸ばせば落ち着くのですが、全く改善しません。

それを見かねたほかのランナーさんが足を伸ばしましょうか?と声をかけてくれたのですが、もうすぐ落ち着くと思ったので、お礼を言ってお断りしました。しかし、その後もかなりの長い時間痙攣しっぱなしでした。恐らく5分くらいはずっと痙攣していたと思います。その間、悶絶しながら痛みに耐えていました。芍薬甘草湯も全く効かない最大級の痙攣でした。次回から、芍薬甘草湯は2包必要かもしれません。

次の日の朝は、筋肉痛は残るものの、疲労はそれほどありません。これがケトランの素晴らしいところです。

ところで、2020東京オリンピックは朝6時スタートとはいえ、開催地は北海道ではなく東京です。女子マラソンは8月2日ですが、2018年の8月2日の気温の推移は以下のグラフです。

気象庁のホームページより

マラソンはスタート6時ですが、2018年の8月2日のデータでは、6時の時点ですでに28.5度、8時では31.4度です。本当に大丈夫でしょうか?

マラソンの練習では札幌でも30度を超える日もあり、その中で練習はしますが、正直言って、30度以上の気温で走るのは過酷すぎます。25度を超えても非常につらいです。気温が上がると汗の量も全く違います。しかも、湿度が上がるとさらに走るのがつらくなります。札幌は比較的湿度が低いことが多いのですが、東京では恐らくかなりの湿度になる可能性があります。

そんな気候で、本当に世界最高のパフォーマンスを見ることができるのでしょうか?マラソンは決して夏にやる競技ではありません。沿道の応援する人もかなり過酷でしょう。いっそうのこと、マラソンは東京ではなく、北海道で行うのが良いのではないでしょうか?北海道マラソンと同時開催で、オリンピックの選手は先頭で走り、後方に市民ランナーが走るというのも面白いと思います。

また、トライアスロンは7時30分スタートですが、テスト大会では気温が高すぎて、最後のランの距離が通常の10キロから5キロに短縮されてしまいました。トライアスロンについては他にもテスト大会で大腸菌が基準値を超え、スイムが中止になっています。うんこだらけの海で泳がされる選手はかわいそうですね。トライアスロンも北海道の洞爺湖でやれば良いと思います。洞爺湖にはうんこはほとんどないでしょう。

いずれにしても、屋外で行われる競技の出場選手が無事であることを祈るばかりです。東京オリンピックのマラソンは今のままでは、史上最悪の過酷なレースになること間違いないでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. こんさん より:

    シミズ先生
    北海道マラソンお疲れ様です。
    Private Best達成Congratulations!
    更なる高み(サブ3.5)を目指して挑戦されます事を願っています。

    一点、ご教授頂ければ幸いです。
    前回お話しさせて頂きましたが4月に自己免疫疾患の病名告知を受け、1日1食へ変更し症状緩和傾向になり、シミズ先生のブログを知り8月1日より糖質制限を始めました。
     
    今回、私も自分自身の13回目の「北海道マラソン」走られて頂きました。
    結果は残念ながら自己ワーストでしたが、無事に走りきれた事の安堵に浸っております。
    マラソン1週間前よりアルコールを断ち、糖質制限更に厳格に実施し、当日はゆで卵2個のみを食しました。

    お尋ねしたいのは、北海道マラソンの当日の夜、打ち上げで「ジンギスカン」を食し、1週間ぶりにアルコールを飲酒しました。
    帰宅後、何故か、突然激しい関節痛に見舞われました。
    過去にも経験した事のない程の激痛であり、直ちにプレゾニゾロン5mg、セレコックス200mgを直ちに服用しましたが全く痛みは緩和しませんでした。
    しばらく時間経過しても症状は緩和せず、仕方なしにソラナックス0.4mgとハルシオン0.25mgを服用しウツラウツラで夜を過ごしました。
    糖質制限は今も継続しておりますが、今回の突然の激痛発症と「糖質制限」の相関性はどのように理解すれば、またステロイドや消炎鎮痛剤が無効だった要因はどのように理解すれば宜しいでしょうか…
    お忙しい所誠に申し訳御座いませんがご教授何卒宜しくお願い申し上げます。

    • Dr.Shimizu より:

      こんさん、コメントありがとうございます。

      診察もしていませんし、病名もデータもわからない状態でお答えすることは非常に難しい質問です。
      ただ、今回の激痛と糖質制限を結びつけるものは考えられません。

      推測にすぎませんが、自己免疫疾患であれば、ステロイドも飲んでいるので、それなりの炎症はあると思います。
      筋肉や関節の炎症も伴うこともあるでしょう。それに加えて過酷なフルマラソンのレースにより、
      さらに筋肉が壊れますし、炎症が増加します。さらにアルコールで炎症が促進されます。
      急性のアルコール性ミオパチーが起きて、マラソンで壊れたかけた筋肉がさらにアルコール摂取で崩壊したのかもしれません。
      そのようなことが痛みの原因である可能性はあると思います。
      もしこれが原因だとすると、恐らくプレドニゾロン5㎎、セレコックスごときでは効果がないのかもしれません。
      マラソンのレース後は様々な体の中のバランスが変化しています。水分や電解質、ビタミンなどどうなっているかわからないので、
      アルコールは慎重に飲んだ方が良いでしょう。

      また、痛みとは別ですが、眠剤が2種類も処方されている時点で、主治医からお酒をストップされてはいないのでしょうか?
      眠剤とアルコールの同時摂取は危険だと思います。

  2. こんさん より:

    シミズ先生
    ご丁寧なご回答…本当にありがとうございます。
    フルマラソンによる筋肉の炎症とアルコールによる炎症部位の炎症促進等による疼痛の可能性。
    非常に解りやすいご説明に深く感謝致します。

    お陰様で北海道マラソン終了3日目の本日…痛みもほぼ消失し通常の日常に戻っております。
    今後も可能な限りの糖質制限を実施しならが自分自身の「楽しいマラソン人生」を日々過ごさせて頂きたいと思います。

    重ね重ね本当にありがとうございます。
    今後共何卒宜しくお願い申し上げます。