LDLやHDLは免疫システムの一部である その2
以前の記事「LDLやHDLは免疫システムの一部である その1」では、LDLやHDLなどのリポタンパク質は免疫システムとしての働きがあることを書きました。 アテローム性動脈硬化症を引き起こす原因と考えられている、酸化LDL
フランス人はきれいですか?
新型コロナウイルスが世界中に拡大し、様々な国と日本の習慣の違いが時折クローズアップされます。特に日本人が清潔であることは、このような感染拡大時には非常に有利に働いているのかもしれません。 手洗いについて、せっけんを使うか
糖尿病治療薬と心不全と利益相反
お金は本当に力があります。お金の前では事実が曲げられてしまうかもしれません。 ロシグリタゾンという糖尿病の薬に関して、また有害性の論文が発表されました。この薬は日本では発売されていませんが、類似薬としては日本で発売してい
「さよなら更年期障害プロジェクト」へのご参加のお願い
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。 今回「さよなら更年期障害プロジェクト」というものを企画しました。実は最初はある企業とのコラボレーションを模索していましたが、今回の新型コロナウイルス問題も重なり、コラボ
LDLやHDLは免疫システムの一部である その1
人類は進化の過程で常に外敵と戦ってきました。それは眼に見える捕食者だったり、目に見えない感染との戦いです。現代において目に見える捕食者はある程度人間のコントロールが成されていますが、目に見えない感染はいまだにコントロール
カフェインはケトン体を増加させるかもしれない
糖質制限をしている人の中で、朝はコーヒーだけの人もいると思います。またはバターコーヒーの人もいるかもしれません。コーヒーにはいろいろと健康効果が報告されています。またカフェインは、脂肪分解および脂質酸化の作用があると考え
糖質と組み合わせた人工甘味料は、単独の人工甘味料よりも有害であるかもしれない
以前の記事「人工甘味料はブドウ糖に対する血糖値およびホルモン反応に影響を与えるかもしれない その1」「その2」では、人工甘味料は生理的に活性を示し、ブドウ糖による反応を修飾し、血糖値を上げ、インスリン増加を招くことを書き
10,000歩歩いても痩せません
大学生になると体重が増加するのでしょうか?私自身の経験はもうすでに記憶に残っておらず、気が付いたら太っていました。太ったのがいつの時期かは覚えていませんが、結婚後にも体重が増加したことは覚えています。 アメリカの大学生の
ナイアシンと血小板減少
これまでもナイアシンの様々な副作用、毒性を書いてきました。(「ナイアシンは安全か? その1」「その2」「ナイアシンによる眼毒性 その1」「その2」参照) 徐放性のナイアシンは進行性および可逆性血小板減少症に関連しているか
LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その2
以前の記事「LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その1」では、LOX-1という受容体が酸化LDLを動脈壁に取り込むのに重要な役割を果たし、LOX-1が活性化されると、内皮機能障害、単球接