安易なサプリメントは、傷ついた筋肉の修復を大きく低下させる
以前の記事「ビタミンCとビタミンEのサプリメントは運動による効果を弱めてしまう」で抗酸化作用のあるサプリメントはせっかくの運動の効果を打ち消してしまうことを書きました。 新しい「サイエンス誌」に掲載された研究では、抗酸化
アメリカの肥満率は悲惨な状況ではあるが、やや横ばいになってきている
最新のCDCのデータによると、アメリカの成人の肥満率は5州で35%、25州で30%、46州で25%を超えています。そして、すべての州で20%を超えています。 最も高いのはウェストバージニア州で、成人肥満率が37.7%、最
フリースタイルリブレを使った人体実験 その18 北海道マラソン2017
今回の北海道マラソンでもフリースタイルリブレを装着して走りました。結果が思わしくないので、大したデータが取れなかったとも思いましたが、レース後の体の変化は捉えることができました。 まずは、1日のグルコース値(血糖値)やケ
本を読んでいただいた方からうれしい報告
先週の日曜日に「北海道マラソン」が行われました。その際に私の拙著 「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」 (廣済堂健康人新書) を読んでいただき、実践した方からうれしい報告を頂きました。このようなお話を聞ける
「高級」食パンって何?
私の地元に全国展開している食パン屋さんができて、行列ができているようです。 その食パン屋さんは高級な食パンの専門店ということですが、自ら「高級」という言葉を使っており、こだわりもあるようです。糖質たっぷりのパンを食べない
糖質過剰摂取は当然ビタミンB1不足を招く
現代の人はビタミンB1不足が多いと言われていますが、それは糖質を過剰摂取していれば当然の結果だと言えます。ビタミンB1(チアミン)はグルコース代謝において重要な補因子ですので、糖質ばかり摂って、糖質をエネルギーにしている
チョコレートは糖尿病を少し改善するかもしれない
カカオに含まれる様々なファイトケミカルと言われる成分は非常に有益なものが多いと言われています。今回の研究はラットでのものなので、そのまま人間に当てはまるかどうかはわかりませんが、非常に興味深い内容です。 カカオのカカオカ
簡単に言えば、脂肪は「善」、糖質(炭水化物)は「悪」
Lancetに掲載された今回の研究は、私たち糖質制限をしている人間にとっては当たり前の結果ですが、それがはっきりと示されました。18の低所得、中所得および高所得国からの135,000人以上の人々を追跡した、PURE(Pr
乳がんで糖質制限をした方が良い理由
前回の記事で「太っているかどうかは関係ない インスリンが多いとがんで死ぬリスクが高い」ということを書きました。この記事ではがん全体でのリスクについてだったのですが、個々のがんではどうでしょうか? がんと肥満には関連が認め
太っているかどうかは関係ない インスリンが多いとがんで死ぬリスクが高い
日本人は太っている人が欧米に比べて少ないから、健康であるとか、和食が健康食だということがよく言われていますが、本当でしょうか? 下のグラフは、青いグラフが高インスリン血症のない人、赤いグラフが高インスリン血症のある人です