米国糖尿病協会 (ADA) はすでに糖質制限を認めています。栄養のガイドラインでは唯一の食事法を推奨しているわけではなく、地中海食、低炭水化物および超低炭水化物食を含むいくつかを推奨しました。では、ケトン食と地中海食を比
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脳に転移した肺がんに対するケトン食の絶大な効果
糖質はがんのエサです。何でも好きなものを食べていては、がんを育ててしまう可能性があります。 今回の研究は症例報告なので、それがそのままエビデンスではありませんから注意が必要ですが、通常の糖質過剰摂取をしていては得られなか
風邪の食欲不振では無理に食べれるものを食べない方が良いかもしれない
新型コロナウイルスのオミクロン株のBA5もマスコミが大騒ぎしている割に、そろそろピークでしょう。感染症の学会が「普通の風邪」とはっきり言っているので、日本もかなり世界から遅れていますが、新型コロナの「新型」を外して、普通
多発性嚢胞腎には糖質制限を その1
腎臓に嚢胞がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、多発性嚢胞腎という病気があります。遺伝性の病気です。難病に指定されています。(ここ参照) 現在、治療法として難病情報センターのページには次のように書かれています。
糖質制限5年間の残念な結果
アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、
大人は子供よりもケトン体を多く作れないかもしれない
糖質制限をしている人では通常の食事をしている人よりも多くのケトン体が産生されます。ケトン体を産生する能力は大人と子供ではどれほど違うのでしょうか? 今回の研究では、大人と小児のケトン食によるケトン体産生能力を比較していま
コクランまでも低炭水化物食は効果が無いと・・・ その2
前回の記事「コクランまでも低炭水化物食は効果が無いと・・・ その1」では、コクランでさえ、低炭水化物食と超低炭水化物食をごっちゃにして分析をしてしまっていることを書きました。 その記事に関してコメントをいただきました。
日中に寝てばかりの認知症の高齢者はケトン食で覚醒する?
アルツハイマー病は3型糖尿病とも言われています。つまり糖質過剰症候群です。恐らく、認知症では脳のインスリン抵抗性が増加して、脳のエネルギー不足が起きていると思われます。 認知症の人でも日中に寝てばかりいる人もいます。その
ケトン食は乳がんの腫瘍を小さくする
以前の記事「術前の糖質を含んだ水分は止めるべきかもしれない その1」「その2」「その3」「その4」では、術前の糖質を含んだ水分補給で得られるメリットはほとんどないのに、もしかしたら乳がんの予後を悪化させる可能性があること
ケトン体サプリメントは肥満の脳機能を改善するかもしれない
肥満の人は、脳血流の低下と脳由来神経栄養因子(BDNF)の減少などにより結果、認知機能障害のリスクが高くなります。脳のエネルギーはブドウ糖ですが、認知症では脳のブドウ糖の取込みが低下します。その場合、糖質過剰摂取をしてい