糖質制限でLDLコレステロールが上昇したらスタチンは必要か? その4
「その1」「その2」「その3」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 LDLコレステロールは別として、心血管疾患のリスク因子はいっぱいあります。 アテローム性動脈硬化症はメタボ
「その1」「その2」「その3」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 LDLコレステロールは別として、心血管疾患のリスク因子はいっぱいあります。 アテローム性動脈硬化症はメタボ
「その1」「その2」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 今回は、その2の途中で少し書いた、インスリン抵抗性との関連についてです。 以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患の
「アメリカ予防心臓病学会(ASPC)CVD危険因子トップ10 2021アップデート」は非常に興味深いです。毎年更新しているようですが、初めて目にしました。 心血管疾患の危険因子トップ10は、不健康な栄養、運動不足、脂質異
2型糖尿病の人では、エネルギー(カロリー)制限食や短期間の断食でも、当然糖質制限でも、そして食事法とは別に体重減少でも血糖値が急速に低下することが示されています。 この主な原因は摂取エネルギーが減少したからなのか、糖質摂
妊娠の前からの、若年発症の2型糖尿病の女性の妊娠、出産のリスクはかなり高いと考えられます。空腹時高血糖や血糖値スパイク、高インスリン血症という状態で妊娠するようには人間の体は初期設定されていません。そのため、妊娠時にはイ
運動は健康のためです。激しい運動でなくても軽い運動でも(もしくは軽い運動の方が)十分健康に寄与するでしょう。 よく〇〇を食べると血液がサラサラになるという話がありますが、多くは根拠に乏しいと思います。また医師に言われて理
日本人は欧米人と異なり、肥満でもないのにインスリン抵抗性が増加していることがあります。インスリン抵抗性が生じるメカニズムの一つとして、肥満では脂肪を貯蔵する脂肪細胞が容量オーバーとなり、遊離脂肪酸が漏れ出し、肝臓や筋肉に
がんは糖質過剰症候群です。糖質過剰摂取により、高インスリン血症やインスリン抵抗性が起こります。 肥満が個性だ、という最近の主張は非常に心配です。 今回の研究では、非糖尿病の人での、インスリン抵抗性と女性特有のがんとの関係
すい臓がんは年々増加傾向にあり、しかも非常に生存率の低いがんです。5年生存率は8.5%(男性8.9%、女性8.1%)で、手術できた場合でも、5年生存率は10-30%くらいです。転移はないが手術できない場合の1年生存率は3
少し前に東洋経済オンラインに糖質制限反対派の記事が出ていました。東洋経済は江部先生の糖質制限の記事もありますし、反対派も載せていますね。どっちつかずの立場です。 今回の記事もつっこみどころ満載です。正直、糖質制限に対する