以前の記事「糖質入り飲料を飲んでいると脱毛してしまうかも」では、糖質摂取による脱毛の可能性について書きました。男性型脱毛症のメカニズムに関して書いてみたいと思います。 男性型脱毛症は恐らく多因子性でしょう。その中でも糖質
タグ: 糖質過剰症候群
糖質カット炊飯器はやっぱりウソだった
以前の記事「糖質カット炊飯器?」で書いたように、炊飯器で糖質がカットできるとは思えませんでした。そして国民生活センターが6つの機種を確かめたところ、ほとんどウソだとわかったのです。(この記事とこの記事参照) 確認したのは
糖質入り飲料を飲んでいると脱毛してしまうかも
男性の脱毛は気になる方も多いかもしれません。その男性型脱毛症と関係があると考えられるのは、多因子性だとは思いますが、その大きな要因は糖質過剰摂取だと思います。 今回の研究では若い男性(18~45歳:平均27.8歳 )の1
sdLDLが高いと言われたけれど…
LDLの中でも小さな危険なLDLであるsdLDLについてコメントをいただきました。 こんにちは いつも先生のブログを楽しみにしております。70才女性です。 私は糖尿病発覚1年後の2015年から始めた糖質制限で、A1cは6
LDLコレステロール低下の程度と死亡率は関係ない
コレステロールはいまだに悪玉であり、LDLコレステロールの上昇は様々な心血管疾患や死をもたらすと思い込んでいる人がいます。そして、医師の中にもLDLコレステロールは低ければ低いほど良いと思っている人も多いでしょう。 LD
効果を維持するためにはやめることができないGLP-1受容体作動薬
現在の治療薬のほとんどは対症療法であり、根本的に治しているものではありません。したがって慢性疾患の場合、その薬をやめればもとに戻ってしまうことも多いでしょう。糖尿病の薬もその中の代表的なものです。以前の記事「子供の肥満に
当たり前ですが肥満は様々な疾患のリスク
当たり前ですが肥満は様々な疾患のリスクを増加させます。肥満というよりは肥満の原因の糖質過剰摂取が様々な疾患のリスクを増加させているのが本当のところです。 今回の研究では日本で健康診断を受診した65歳の10,852人を対象
ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク
糖質制限をしていて、どうしても甘味が欲しい人では、ラカントを使っている人もいるでしょう。そのラカントの主成分のエリスリトールに関して、ちょっと気になる論文が出て、悩んでいる人もいるかもしれません。 原文を手に入れていない
SGLT2阻害剤対糖質制限?タイトルに騙されるな
今回はまず論文のタイトルと結果を先に見てもらいましょう。 「SGLT2 inhibitor versus carbohydrate-restricted isocaloric diet: reprogramming su
身体活動の増加は消費エネルギーを増加させない
いまだに体重減少のためには運動が推奨されています。ほとんどの人は身体活動、運動が増加すると、消費するエネルギー(カロリー)が増加するので、その分体重が減少すると思い込んでいます。以前の記事「アメリカ糖尿病学会2023年版