昨日2023年8月27日、北海道マラソンが行われました。いやー、暑かった!スタートの8時30分の時点で、気温29.2度、湿度78%、その後最高気温は30度を超えました。レース前日は35度以上になったことを考えると、少しは
カテゴリー: 糖質過剰症候群
体重とインスリン減少が動脈硬化に及ぼす影響
一般的にはアテローム性動脈硬化症の原因は飽和脂肪酸やコレステロールだと思わされています。 体重やインスリン分泌を減少させると動脈硬化はどうなるでしょうか? 25~45歳(平均年齢37.9歳)で、身体活動が不活発でクラスI
認知症の新薬レカネマブは本当に大丈夫?
アルツハイマー病の新薬とされるレカネマブ(商品名レケンビ)が厚労省で承認されてしまいました。アルツハイマー病は脳内にアミロイドβという異常なたんぱく質がたまることが原因と考えられていましたが、これは原因ではなく結果でしょ
GLP-1受容体作動薬にSGLT2阻害薬を加えたら1年後どうなる?
GLP-1受容体作動薬のリラグルチドにSGLT2阻害薬のルセオグリフロジンを加えたら、どれほどの効果があるでしょうか? 今回の研究では、そんなことを日本人の2型糖尿病の人に52週間行いました。対象はリラグルチド単剤療法を
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とめまい
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は副作用のオンパレードです。(オンパレードという表現が古臭いかな?) 以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は難聴を増加させる」では、PPIでは難聴が制酸薬のH2ブロッカーと比較すると何
内臓脂肪の増加は動脈硬化を悪化させる
筋肉ではなく、体に脂肪が付いての体重増加は有害です。わざわざ有害な体重増加を無理やりさせる実験で、動脈硬化がどうなるかを調べた研究があります。 対象は14人の平均年齢23歳の若者で、平均BMIも24です。体重が5kg増加
PPI(プロトンポンプ阻害薬)による胃がんリスクの増加をどれだけの人が知っているであろうか?
日本内科学会雑誌 2023.1月号には「PPIの功罪」という特集が組まれました。その中でPPI(プロトンポンプ阻害薬)と胃がんに関連についても書かれています。そこには2017年の香港からの論文で、ヘリコバクターピロリの除
運動は脳のインスリン感受性を改善させる
運動は健康のためです。そして運動は脳の健康も改善すると思います。 今回の研究では運動により脳のインスリン感受性がどうなるかを調べています。対象は平均年齢31歳(21~59歳)、平均BMI31(27.5~45.5)の太り過
メタボリックシンドロームで減量後に体重を戻すと動脈硬化がさらに悪化する
メタボリックシンドローム、肥満の人では減量のために、安易にエネルギー(カロリー)制限をしてしまう人も多いでしょう。エネルギー制限をしてしまうと長く続かず、結局は断念して食事が元に戻りリバウンドしてしまいます。 減量後に体
糖質制限は睡眠の質を改善する
食事が睡眠の質にかかわっているとは多くの人は思っていないでしょう。私は睡眠障害の多くは糖質過剰症候群だと考えています。特に肥満はゆっくりと内側から自分で自分の首を絞めているようなものです。睡眠の質が低下するのは当然です。