子宮頸がんワクチンの有害性 その2 自己免疫

アメリカにはワクチン有害事象報告システム(VAERS:the vaccine adverse event reporting system)というものがあります。VAERSは、ワクチンの安全性を評価するための監視ツールとして1990年以来、CDCとFDAによって共同で維持されている疫学データベースです。ワクチンは自己免疫疾患を誘導する可能性が指摘されています。

ここに報告される事象が全てワクチンによって起きたとはもちろん言えません。つまり因果関係はわかりません。しかし、通常ワクチンを接種していない人と比較してあまりにも多い疾患は副作用と考えてもいいのではないかと思われます。

今回子宮頸がんワクチン接種後のVAERSの分析が行われ、自己免疫にかかわる副作用が抽出されました。(表は原文より改変)

 

 オッズ比
胃腸炎4.627
関節リウマチ5.629
ギラン – バレ症候群0.839
血小板減少症2.178
全身性エリテマトーデス7.626
血管炎3.420
脱毛症8.894
中枢神経系脱髄状態1.585
卵巣の傷害14.961
過敏性腸症候群10.021

上の表は子宮頸がんワクチン接種による自己免疫性の有害事象のオッズ比を示しています。すべての有害事象が自己免疫に関連するのかどうかはよくわかりません。この中で中枢神経系脱髄状態というのは、中枢神経系の脱髄、多発性硬化症、横断性脊髄炎、または視神経炎という病名が付いたものです。

また、卵巣の傷害というのは卵巣膿瘍、卵巣萎縮、卵巣嚢胞、卵巣嚢胞破裂、卵巣嚢胞切除、卵巣腫大、卵巣不全、卵巣壊死または多嚢胞性卵巣という病名が付いたものです。卵巣の傷害がすべてが自己免疫に関わっているのかどうかは私はちょっとわかりません。

ギランバレー症候群以外は全てオッズ比が1以上であり、子宮頸がんワクチンを接種した方がこれらの有害事象が起きやすいと言えます。中でも最も多いのは卵巣の傷害です。いくつもの病名がこれに入っているので自ずとオッズ比が高くなるのかもしれませんが、以前の記事「子宮頸がんワクチンの有害性 その1 卵巣機能不全」と合わせて考えると、卵巣に毒性を示す可能性は十分に高いのでしょう。

また、過敏性腸症候群、脱毛症や全身性エリテマトーデスなども非常に高くなっています。

また、表にはありませんが、失神のオッズ比は5.342と非常に高いものでした。

次の表はこれらの有害事象の深刻さです。

 生命を脅かす(%)永続的な障害(%)

症状の発症の中央値

(接種後の日数)

胃腸炎(17)1(5.88)3(17.65)7.5
関節リウマチ(31)3(9.68)11(35.48)37
血小板減少症(23)9(39.13)3(13.04)18
全身性エリテマトーデス(28)8(28.57)7(25.00)23.5
血管炎(11)3(27.27)2(18.18)3
脱毛症(162)13(8.02)20(12.35)25
中枢神経系脱髄状態(64)7(10.94)22(34.38)23
卵巣の傷害(48)2(4.17)5(10.42)14
過敏性腸症候群(23)3(13.04)3(13.04)13

生命を脅かす、という定義がはっきりしません。過敏性腸症候群で生命がはたして脅かされるのかわかりません。しかし、永続的な障害については、関節リウマチや中枢神経系の障害、全身性エリテマトーデスなどは高い割合で症状が続いてしまっているようです。

もちろん、因果関係はわかりません。しかし、日本では現在行われていませんが、海外ではこのワクチンが子供に接種されているという状況は非常に深刻です。様々な副作用と思われる症状が起こり、その有害性の一部はずっと永続する可能性があります。もちろん、すべてのワクチンで副作用は起こる可能性があります。問題はその頻度でしょうし、起きた本人にとっては頻度などのデータは関係なく、一生の問題になってきます。子宮頸がんにならないためには絶対に必要なものなのでしょうか?本当に安全で効果の高いワクチンなのでしょうか?

十分に考える必要があると思います。次回以降ではもう少し切り込みます。

「Quadrivalent human papillomavirus vaccine and autoimmune adverse events: a case-control assessment of the vaccine adverse event reporting system (VAERS) database」

「四価ヒトパピローマウイルスワクチンと自己免疫有害事象:ワクチン有害事象報告システム(VAERS)データベースの症例対照評価」(原文はここ

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