若い女性はすぐにでも糖質制限を始めるべき

以前に「渡辺直美さんのヒゲの原因は多嚢胞性卵巣症候群では?」という記事を書きましたが、最近はホルモンのバランスを崩した方が多いと思います。それが、乳がんや多嚢胞性卵巣症候群、子宮筋腫、不妊などの女性特有の疾患と深く結びついています。

しかも、原因ははっきりしない、というもののどれも肥満やインスリン抵抗性、エストロゲン増加、AGEの増加などとの関連が強く疑われています。原因がはっきりするまで待っていてはみんな病気になってしまいます。疑わしいものは避けるべきでしょう。

女性にとって脂肪はある程度必要です。痩せすぎてしまうと生理が止まってしまうこともあるぐらいですから。しかし、過剰な脂肪は病気を引き起こします。

糖質摂取によりインスリンが増加すると、脂肪を蓄積します。そうするとインスリンが効きにくい体、つまりインスリン抵抗性が起こります。そうすると増々、インスリン量が増えてしまいます。

インスリンが増えると女性のホルモンバランスにどのような影響があるのでしょうか?

(クリックで拡大、日産婦誌60巻11号より改変)

上の図で糖質が過剰摂取されるとインスリン分泌増加をもたらします。インスリンは卵巣においてアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌を増加させる一方で、肝臓においては SHBG(性ホル モン結合グロブリン)の産生を低下させます。通常はアンドロゲンのほとんどは SHBGと結合して非活性型となっていますが、SHBGが低下するとアンドロゲンの活性が上昇します。 またインスリンは肝臓においてIGFBP-1(インスリン様成長因子結合蛋白)の産生もさせるので、IGFBP-1と結合していないIGF-1(インスリン様成長因子)の活性が上昇することとなります。この IGF-1は卵巣を刺激してアンドロゲンの分泌を増加させ、下垂体を刺激してLH(黄 体化ホルモン)の分泌を増加させます。このLH はさらに卵巣を刺激してアンドロゲンの分泌を増加させます。こうして、男性ホルモンが過剰となり、多嚢胞性卵巣症候群の症状が現れます。また、不妊にもなり得ます。インスリン増加で脂肪が蓄積されると、インスリン抵抗性になり、さらにインスリンが増えるという悪循環になります。

また、アンドロゲンは脂肪細胞でエストロゲンに転換されエストロゲンが増加します。エストロゲンの増加は乳がんや子宮筋腫などのリスクを高めます。

このようなことはインスリン抵抗性が高くなくても、肥満ではなくても、起こっていると考えられます。現代の食事は糖質の過剰摂取を1日中繰り返しています。1日3回しっかりと主食で糖質を摂り、ファストフードも糖質が異常に多く、さらに間食には甘いスイーツやスナック菓子を食べ、飲み物も糖質まみれです。これではインスリンがたっぷり出ることを防げません。

もちろんすべての人が糖質過剰摂取で病気になるわけではありませんが、それは個人差です。少し多めの糖質でも病気になる人もいれば、いくら食べても何も起こらない人もいるでしょう。しかし、自分がどちらかはわかりません。

少なくとも、がんになった場合、がんのエネルギー源は糖質であることは知っておいてください。がんのエサは糖質です!

がんになって、甘いものを食べていては、自分でがんを育てているようなものです。「食べられるだけで幸せ!」と言って甘いものを食べているのでは、「どうせ死ぬのだから、最後くらい好きなものを食べよう!」とあきらめているようにしか見えません。

糖質制限で糖質をゼロにいましょうとは言いませんが、せめて今の半分にしましょう。そして、甘いジュースなどの非常に吸収の良い糖質や、砂糖そのもののようなスイーツはできる限り避けましょう。スイーツはご褒美にひと月に1回1~2口食べるぐらいで十分ではないでしょうか?

若い女性は特に1日も早く糖質を制限すべきです。甘いものを食べるから次の甘いものが欲しくなるのです。糖質を摂るからお腹が減るのです。脂質を摂っても、糖質を摂らなければむやみに太りません。なってからでは遅い病気があります。もとには戻せません。

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