アセトアミノフェンはただの鎮痛剤ではないようだ

アセトアミノフェンはカロナールなどの商品名でよく処方される鎮痛剤ですが、ちょっと興味深い研究の発表があったので取り上げます。

アセトアミノフェンには感情を和らげる効果があるようです。

痛い人にとってマイナスの感情は抑えられるといいのですが、喜びの感情も抑えられるとすると、果たしてどのようになってしまうのか?

「うつ」の方向に行かなければいいのですが・・・

いずれにしても、長期に飲まない方がいいでしょうね。

鎮痛剤のアセトアミノフェン、喜びも抑える 米研究

CNN.co.jp 4月16日(木)16時43分配信

(CNN) 米オハイオ州立大学の研究チームは16日までに、市販の多くの鎮痛剤に含まれるアセトアミノフェンに、痛みだけでなく喜びの感情を抑える効果があることがわかったと発表した。

サイコロジカル・サイエンス誌(電子版)に掲載された論文によると、アセトアミノフェンに心理的な苦痛を和らげる効果があることは以前から知られていたが、今回の研究で、喜びの感情を弱めるなど、感情の幅を狭める効果があることがわかったという。

論文の筆頭著者であるオハイオ州立大学の大学院生、ジェフリー・ダーソー氏は「アセトアミノフェンには単なる鎮痛効果だけでなく、あらゆる感情を和らげる効果がある」と言う。

今回の研究では、大学生82人を対象に実施。被験者の半分にはアセトアミノフェン1000ミリグラムを、残り半分には同じ見た目の偽薬を投与した。

その後、猫と遊ぶ子供の写真や栄養失調の子供の写真など様々な写真40枚を提示。それぞれの写真について楽しいと感じるか否かを、その感情の大きさの程度も含めて回答させた。

その結果、アセトアミノフェンを投与された人は、投与されていない人に比べ、すべての写真について抱いた感情の度合いが非常に弱いことが確認された。

「アセトアミノフェンの影響で、楽しい写真もそれほど楽しいとは思えず、つらい写真もそれほどつらくは思えなかったということだ」と論文の著者らは指摘する。

次に研究チームは85人の被験者を対象に、薬の影響が感情に限られるのか、度合いについての判断一般にも及ぶのか確認するため、写真のなかの青い色の鮮やかさについても質問。すると、色への反応には変化が見られなかったという。

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コメント

  1. 牧野智樹 より:

    「日本の痛みの診療や治療の現場は、欧米諸国に比べて、20年遅れている。」(東京慈恵会医科大付属病院ペインクリニック診療部長/北原雅樹氏)と。日経メディカル2月号では札医大の整形外科山下教授は「医学部生が使う整形外科の教科書に、最近、痛みの項目が追加された」とコメント。古典的な構造モデルを盲信し、痛みの勉強をしていない医療従事者が跋扈しているのだ。患者サイドの漫然受診にも問題あるが、疼痛難民が増加し続けるるのは、狂った「日本の医療システム」と患者の「痛み」と真摯に向かい合わない医療従事者たちにの無学によるものだ。北海道は疼痛治療後進国だが、西日本エリアでは痛み治療の学際的、集学的な取り組みが動き出してきているのは喜ばしい。清水医師、北海道の疼痛治療を牽引して下され!!