2020年東京五輪のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」

今日、2019年9月15日、約1年後の東京オリンピックのマラソン代表選考会である、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われました。このような代表選考会は非常にフェアであり、一発勝負で代表が決まるので、いつものような誰が代表になるのかを決める裏のやり取りがなく、モヤモヤしたものが全くないので、どの競技にも取り入れてほしいものです。

しかし、この緊張感のあるスタート直前のコブクロの小渕健太郎さんの国歌独唱は本当に笑えました。見ていない方はYoutubeなどで見てください。なんと裏声の君が代です。実際には本当は裏声ではなく普通に歌うつもりだったのでしょうが、あまりにも緊張して、声が裏返ってしまったので、そのまま裏声で歌い続けたのでしょう。それにしても下手でした。目の前で聴いている選手がかわいそうなくらいです。

MGCでの「コブクロ」小渕健太郎の国歌独唱にネット反響…「小渕さん緊張したのかな?」

2019年9月15日  スポーツ報知より(記事はここ

 人気デュオ「コブクロ」の小渕健太郎が15日、東京五輪代表選考会となる陸上の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)兼東京五輪代表選考競技会、日本選手権」(明治神宮外苑発着)の国歌独唱を務めた。

 ネット上では、小渕の国歌独唱後に「君が代」「小渕さん」「国歌斉唱」などがツイッタートレンドで20位以内に相次いでランクインするなど大きな反響を呼んだ。

 ネット上では「コブクロ小渕さんの国歌斉唱に朝から目が覚めた 歌い出しから裏返っちゃってちょっとかわいそうな…」「あぁ~びっくりコブチさんの国歌斉唱で目覚めたわ」「先程の国歌斉唱は放送事故ですか?」「小渕くんどうしたんだろ、喉の調子悪そうだった……彼もランナーだから光栄な仕事だったはず。あのキーしか出なかったのかとも思ったし、最後悔しそうで涙ぐんでなかった?」などの声。

 「MGCを見ているのですが国歌斉唱はコブクロの小渕さん第一声からビックリしましたが、原曲キーだったのでしょうか?適性キーは原曲キーとオク下の中間なのかなと感じました…」「緊張して直視出来んかった 国歌斉唱お疲れさまでした 私も頑張って仕事行ってきます」「キー高過ぎてちゃんと歌えてなかったなぁ。国歌斉唱だし小渕さん緊張したのかな??」「国歌斉唱緊張してしまいました!音高すぎ」「国歌斉唱めっちゃ裏声だった」など小渕を気づかうコメントが相次いで投稿されている。

その後もスタート時間になっても、何かに手間取り、スタートが少し遅れるとい小さなハプニングもあり、選手も大変だったでしょう。

スタートすると、設楽悠太選手が予想以上の飛び出しで、2位以下をグングンと突き放し、独走していきました。正直「最後までは無理」と思いました。気温が30度近いレースで、1km3分というのはアフリカ勢でも最後まで持たないでしょう。しかし、いつものように実況や解説は、設楽選手がこのまま行くのでは、という感じでずっとしゃべっていました。

思った通り、後半設楽選手のスピードが落ちてきて、37キロ過ぎに2位集団に捕まり、そのままズルズルと後退して、結局は14位でした。(最終のリザルトはここ)どうして、このような戦略を立てたのでしょう。非常に力のある選手なだけに残念です。

結果は中村匠吾選手が2時間11分28秒で優勝、8秒差で服部勇馬選手が2位でオリンピック代表内定です。期待していた大迫傑選手は服部選手と5秒差の3位ですが、恐らくオリンピックには出られるでしょう。大迫選手の日本記録を塗り替えないと他の選手はオリンピックの代表にはなれませんから。今の日本人の選手で2時間5分台を出せる選手は、可能性としては設楽選手くらいでしょう。

MGC男子 大迫傑、代表切符ならず3位「最低限の最低限」

2019年9月15日 スポニチアネックスより(記事はここ

 男女とも上位2人が2020年東京五輪の代表に内定するマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日、明治神宮外苑発着で開催。30人が参加した男子は中村匠吾(26=富士通)が2時間11分28秒(速報タイム)で優勝、8秒差で2位の服部勇馬(25=トヨタ自動車)とともに東京五輪内定を勝ち取った。3位には服部と5秒差で大迫傑(28=ナイキ)が入った。
 大迫は2位集団として中村、服部らとともに37キロ過ぎに、1位を走っていた設楽悠太(27=ホンダ)を逆転。ラストスパートで抜け出しを図ったが粘れず3位でフィニッシュし、惜しくも五輪代表の内定とはならなかった。大迫は「予想通りの展開となったが後半に足が残っていなくて、最後抜かれてしまったの部分は非常に残念。ただ、2位に入りたかったけど、最低限の最低限(3位として)次につなげた」と振り返った。

 レース序盤は設楽が独走。「正直、焦りという部分はあった。ただ、自分の中で集団の中でも2位を取ればいいと思っていた。焦らず、焦らず(という意識)というとこだったけど、自然と力を使ってしまった部分があって、それ(影響)が後半に出てしまった」と話し「一緒に走っていたんですけど、本当に前の中村選手、服部選手が足をためていたので、完敗。(次に向けて)しっかり練習したい」と反省を口にした。

 最後は「もちろん悔しい。最低でも2番ということを考えていたので、3位という中途半端な順位で終わってしまった」と肩を落としながらも「しかっりと練習しないといけない部分もあった。これをプラスに考えて、次のレース何を走るか分からないが、しっかりとやっていきたい。3位ということでコーチと相談してこれからの予定を決めたい」と前を見据えた。

女子はたった10人での選考会となりました。女子は途中中間地点ぐらいから独走で、そのままゴール。前田穂南選手が2時間25分15秒で優勝。2位は2時間29分06秒で鈴木亜由子選手で2人が東京オリンピック内定。4秒差で3位小原怜選手でした。(女子のリザルトはここ

男子のレースは最後までもつれてかなり見ごたえはありました。しかし、もう少しレースの駆け引きをして、ペースの上げ下げをしてほしかったですね。アフリカ勢に勝つにはそれが必要でしょう。

ただ、本番のオリンピックはもっと暑いかもしれません。逆にこの暑さで、日本人がメダルを獲れる可能性は上がるかもしれません。でもやっぱりマラソンは夏のスポーツではありません。

2 thoughts on “2020年東京五輪のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」

  1. 炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まる」・(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)
    とあるのですが、どうなんでしょうか?
    確かに炭水化物を制限すれば油ものが増えてしまい、その油は血管内部にプラークを
    発生させますよね?
    そうすると動脈硬化になるのは必然化も

    1. ジョージ君さん、コメントありがとうございます。

      どの論文かを示していただいていないので、内容に言及できませんが、脂質は悪者ではありません。
      動脈硬化は糖質過剰摂取によるものだと思います。

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