ビタミンは生物にとって必須のものではあります。しかし、どのように作用しているのかすべてがわかっているわけではありません。いつも書いているように、欠乏するのは問題があります。しかし、過剰になるのも問題があることも多いと思い
投稿者: Dr.Shimizu
サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 その3 先行研究との比較
サロマ湖のウルトラマラソンで持続的にグルコース値(血糖値)を測定しながら走ったのは、もちろん私が初めてではなく、論文になっています。(原文はここ) 今回はその先行研究と比較をしてみたいと思います。まずは今回の私のラップタ
食事による大腸がんのリスク ただし糖質制限をしていない人
日本人の中高年の食事パターンと大腸癌リスクを調べた研究があります。(原文はここ) 食事を調査して、粗食、西洋食、伝統的和食の3つの食事パターンに分けています。 粗食として、野菜、果物、麺、ジャガイモ、大豆製品、キノコ、お
鉄と乳がんの関係その2 リスクの高い遺伝子を持っている人は鉄のサプリメントは非常に危険である
以前、鉄と乳がんのついて書きましたが、その中で遺伝子がいろいろとかかわることも書きました。遺伝子についてはそれほど詳しくはないので、全体としては手に負えない感じがありますが、今回非常に明確な遺伝子と鉄のサプリメントと乳が
サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 その2&フリースタイルリブレを使った人体実験その13 ウルトラマラソンと血糖値とケトン体
今回のレースでのエネルギーの計算をしたいと思います。 前回の記事でレース前のエネルギー摂取は計算しました。 エネルギー:821kcal、タンパク質:35.54g、脂質:73.6g、炭水化物:3.08g 当日、レース中は
第32回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 その1
まずは、第32回サロマ湖100kmウルトラマラソンの分析として、直前のエネルギー補給を考えます。今回、当日朝の1時30分に起床して、その後準備をした後、2時に軽くエネルギーを補給しました。 使ったのは、クロテッドクリーム
スタチンの長期使用は乳がんを増加させるかもしれない
日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインの中では「スタチンの服用は乳癌発症リスクを減少させるか」の問いに、証拠不十分としています。これまでの様々な研究では、スタチンの服用が乳がんを減らす可能性を示したり、関連性がないことを示す
マルチビタミンの使用は乳がんを増加させる可能性がある
小林麻央さんが乳がんで亡くなりました。34歳という若さです。何が乳がんにとって良くないのかまだわからないことだらけです。その中で、いくつかの研究論文を取り上げていきたいと思います。 まずはマルチビタミンです。健康のためを
ウルトラマラソンと血液検査2017
今回も100kmのウルトラマラソン前後の血液検査を行いました。 今年はレース前は直前の金曜日の値です。レース後は直後に測定したいのですが、仕方なくレース翌日の昼食前の値です。2年前からのデータを並べてみます。