タンパク質源として肉が良いのか、魚が良いのか、卵が良いのか、はたまた植物性が良いのか?赤肉は目の敵にされ、特にハーバード大学は赤肉と糖質制限が嫌いなようです。 今回の研究では、40〜75歳のアメリカの男性医療従事者43,
カテゴリー: 食事
「低炭水化物食」は日本人に効果があるのか?という低レベルの研究
日本の炭水化物摂取基準は全摂取エネルギー量の50~65%とされています。1日に摂取するエネルギーが2,000kcalの場合、1日に250gから325gの炭水化物を摂取することが望ましいということになります。一方、糖質制限
糖質をエネルギー源にすればするほど体は蝕まれていく
我々人間は生きていくために体の中でエネルギーを作り出さなければなりません。そのエネルギー源は当然食べたものから吸収して、代謝してエネルギーにします。エネルギー源は主に「糖質」か「脂肪酸+ケトン体」です。 糖質をエネルギー
インスリン抵抗性が続くと心血管疾患のリスクが高くなる
時折、糖尿病の人であっても、空腹時血糖やHbA1cが落ち着いていると、肥満のままでいる場合があります。食事療法は当然カロリー制限をされているのでしょうが、明らかにインスリン抵抗性が非常に高く状態だと思います。 しかし、血
血液がドロドロってなんだろう? その4 血糖値
血液のドロドロについて、これまで「その1」「その2」「その3」で書いてきました。今回は血糖値との関係です。 一般的に糖尿病の人では血液粘度が高いことがわかっています。その原因のすべてはまだわかっていないでしょうが、1つは
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)1時間値と脂肪肝
以前の記事「経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値」では、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値が155以上であれば、糖尿病に進行してしまう危険性が非常に高くなることを書きました。同様に、1時間値が高いことは非ア
脳腫瘍に対する糖質制限の効果と限界
以前の記事「高血糖は脳腫瘍の生存期間を短くする」では、高血糖が脳腫瘍の中で最も悪性である膠芽腫(グリオブラストーマ)の生存期間を短くしていることを書きました。そこで、がんにエサを与えないために、糖質制限食やケトン食を行え
ビーガンは骨折リスクが高い
ビーガンやベジタリアンは本来肉食(雑食でもありますが)の人間にとって必要な栄養素が十分には摂れません。その弊害の一つとして骨折のリスク増加があると考えられます。 今回の研究では、ベジタリアンとビーガンの骨折リスクを比較し
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値
糖尿病の診断は75gの経口ブドウ糖負荷試験の2時間値で行われます。(もちろん空腹時血糖やHbA1cも関係しますが)それ以外の時間帯つまり、30分値や1時間値は軽視される場合もあります。1時間値が高いと糖尿病型への進行率が