医師は医学の専門家として、ある程度健康的な生活を送っていることが理想ですが、医師も人間なので、完全に健康的な生活を送っている人は少ないでしょう。もちろん「健康的」の定義が存在していませんが。 アルコールが好きな医師は多い
カテゴリー: スポーツ
不健康なアスリート その3 無知
以前の記事「不健康なアスリート その1」「その2 睡眠時無呼吸」では、体重増加に関する問題点を書きました。今回はその逆です。アスリートの中には体重を増やすのではなく、減らすことを強要(?)される種目もあります。長距離ラン
日本人の食事摂取基準(2020版)(案)を読んでがっかり その1
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(案)が先日発表されました。その内容にがっかりしてしまいました。 何も変わっていない… ツッコミどころ満載なので、何回かに分けて記事にします。 例えば、36ページの図11(「 内容
不健康なアスリート その2 睡眠時無呼吸
以前の記事「不健康なアスリート その1」ではかなりの若いアスリートがメタボの基準に引っかかっていることを書きました。今回は睡眠時無呼吸です。 睡眠時の呼吸の障害は中年に以降の問題ではありません。また、運動しているからと言
マラソンなどで胃腸障害を起こすランナーに適した食事
マラソンなどの持久力の必要なスポーツでは、後半に胃腸障害を起こすことがあります。フルマラソンでも後半、道端で吐いている方もときどき見かけます。先日の東京マラソン2019でMGC出場を何とか決めた神野大地選手もフルマラソン
腕立て伏せ40回できますか?
あなたは腕立て伏せを何回できますか?腕立て伏せが40回以上できる男性は、10回未満しかできない同世代の男性と比較すると心血管疾患のリスクが有意に低いという研究が発表されました。何で腕立て伏せなのかはよくわかりませんが。
運動直後の食事と次の日の食後中性脂肪
中性脂肪値は食事や運動などで変化します。運動後の食事の種類によって、中性脂肪値はTGスパイクを起こすのでしょうか?運動後で体脂肪を消費した後なので、TGスパイクは起きないのでしょうか? 運動をしない対照(CON)、運動後
中年のマラソンと死亡率
私はフルマラソンやウルトラマラソンのレースに出場しています。しかし、以前の記事「フルマラソンは心臓の負担を増加させるかもしれない」「トライアスロンのような過剰な運動は男性の心臓を危機に陥れるかもしれない」に書いたように、
糖質制限と食後ウォーキングを組み合わせると…?
糖質制限をして、さらに食後の血糖値上昇を抑えるために食後のウォーキングなどを行っている人もいるでしょう。その効果はどれくらいあるのでしょうか? 以前の記事「食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?」では食前の運動の
食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?
先日、運動と血糖値に関するコメントをいただきました。 連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。 目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の