緑内障は失明原因の第1位です。緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべ
カテゴリー: LDLコレステロール
うつ病のセロトニン仮説は根拠なし
病気の原因は様々に見えますが、多くの根本的な原因は食事の誤りだと思っています。しかし、医学はそれぞれの病気にそれぞれの原因を見い出したがります。もちろん、根本ではない原因は様々でしょう。心血管疾患に対するLDLコレステロ
健康な低体重の人は実際にはあまり活動的ではないかもしれない
BMIは肥満など不健康な指標に使われることが多いですが、逆にBMIが非常に低い人がいます。一応正常範囲は18.5~24.9です。 BMI18.5未満の人は低体重と考えられます。このような痩せた人は活発に活動して消費エネル
果物を食べ過ぎると脂肪肝が悪化する
フルーツは「ヘルシー」という考えが一般的です。しかし、現在の果物はあまりにも甘すぎて、糖質、特に果糖がたっぷり詰まっています。 今回の研究は非常に興味深いものです。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)80人を対象に、
多発性嚢胞腎には糖質制限を その1
腎臓に嚢胞がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、多発性嚢胞腎という病気があります。遺伝性の病気です。難病に指定されています。(ここ参照) 現在、治療法として難病情報センターのページには次のように書かれています。
糖質制限5年間の残念な結果
アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、
脂肪肝と中性脂肪/HDLコレステロール比
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)はどんどん増加しています。一方、中性脂肪/HDLコレステロール比の上昇は様々なリスクを高くします。(「中性脂肪/HDLコレステロール比とうつ病」「中性脂肪/HDLコレステロール比と
非空腹時の中性脂肪値と心血管イベントのリスク
通常、食事をすると中性脂肪値がある程度長い時間上昇します。血液検査で中性脂肪値を測定する場合は空腹時が推奨されています。しかし、以前の記事「非空腹時中性脂肪と虚血性脳卒中のリスク」「非空腹時の中性脂肪値とLDLコレステロ
糖質の制限をすればするほど効果が高い
糖質制限と言っても世の中ではゆるゆるの制限もあれば、ケトン食のような制限もあります。やらないよりはやった方が良いですが、どの程度制限すればどの程度の効果が得られるのでしょう。 今回の研究は、4,291人の2型糖尿病患者を