閉経前の女性はエストロゲンの保護作用があると考えられ、男性より心血管疾患が少ないとされています。閉経後ではリスクが上昇しますが、どのような食事が良いのでしょうか? 以前の記事「飽和脂肪は心臓の動脈を詰まらせない!」で書い
カテゴリー: HDLコレステロール
ウルトラマラソンと血液検査2018
今回も100kmのウルトラマラソン前後の血液検査を行いました。 今年もレース前は直前の金曜日の朝の値です。レース後は直後に測定したいのですが、仕方なくレース翌日の昼食前の値です。 レース前 レース後 レース
中性脂肪/HDLコレステロール比と酸化ストレス
メタボリックシンドロームなどでは慢性の炎症が認められることが少なくありません。また、抗酸化活性が低下しているとも言われています。メキシコ人のデータではありますが、中性脂肪値とHDLコレステロールの比が体内の炎症や抗酸化活
カイロミクロンのレムナントは侮れないのかもしれない
以前の記事「レムナントリポタンパク質は食後12時間経っても大量に残っている」で書いたように、空腹時であっても相当量のカイロミクロンのレムナントが残っています。 健康な人におけるカイロミクロンの中性脂肪の半減期は非常に短く
地中海式の食事は健康的か? エビデンスにだまされないように
地中海沿岸の国では、他のヨーロッパの国と比較して虚血性心疾患が少ないことから、地中海食が健康に良いのではと考えられ様々な研究がされています。その中での代表的な研究を見てみましょう。 エビデンスを非常に重要視されている方が
みなさんの血液データから あまり面白いネタではないけれど
みなさんの血液データから得られたもので、これまでLDLとHDL、中性脂肪について記事にしました。(「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」「驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性
アテローム発生指数を計算してみよう!
アテローム性動脈硬化による心血管疾患のリスク評価として、アテローム発生指数(AIP)というものがあります。中性脂肪値とHDLコレステロール値を入力するだけです。 早速、入力してみましょう AIPが0.11未
驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性脂肪 みなさんの血液データから その2
前回の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」では糖質制限でLDLコレステロールが上昇している人が結構いることがわかりました。今回はHDLと中性脂肪です。みなさんの血液データを分析して、非常
果糖は中性脂肪を増加させ、小さなLDLや酸化LDLも増加させる
糖質は血糖値を上昇させ、インスリン分泌も増加させます。そして脂肪が蓄積していくのですが、ブドウ糖と果糖ではその毒性は大きく違うように思えます。 これまでも何度も中性脂肪値の上昇が心血管疾患のリスク増加に関連していることを
レムナントリポタンパク質は食後12時間経っても大量に残っている
通常のリポタンパク質のライフサイクルは非常に短く、VLDLは30~60分程度でIDLとなり、IDLも30分程度でLDLとなり、LDLは2~4日間体をめぐっていると言われています。カイロミクロンも60分で半分になってしまう