地中海沿岸の国では、他のヨーロッパの国と比較して虚血性心疾患が少ないことから、地中海食が健康に良いのではと考えられ様々な研究がされています。その中での代表的な研究を見てみましょう。 エビデンスを非常に重要視されている方が
カテゴリー: HDLコレステロール
みなさんの血液データから あまり面白いネタではないけれど
みなさんの血液データから得られたもので、これまでLDLとHDL、中性脂肪について記事にしました。(「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」「驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性
アテローム発生指数を計算してみよう!
アテローム性動脈硬化による心血管疾患のリスク評価として、アテローム発生指数(AIP)というものがあります。中性脂肪値とHDLコレステロール値を入力するだけです。 早速、入力してみましょう AIPが0.11未
驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性脂肪 みなさんの血液データから その2
前回の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」では糖質制限でLDLコレステロールが上昇している人が結構いることがわかりました。今回はHDLと中性脂肪です。みなさんの血液データを分析して、非常
果糖は中性脂肪を増加させ、小さなLDLや酸化LDLも増加させる
糖質は血糖値を上昇させ、インスリン分泌も増加させます。そして脂肪が蓄積していくのですが、ブドウ糖と果糖ではその毒性は大きく違うように思えます。 これまでも何度も中性脂肪値の上昇が心血管疾患のリスク増加に関連していることを
レムナントリポタンパク質は食後12時間経っても大量に残っている
通常のリポタンパク質のライフサイクルは非常に短く、VLDLは30~60分程度でIDLとなり、IDLも30分程度でLDLとなり、LDLは2~4日間体をめぐっていると言われています。カイロミクロンも60分で半分になってしまう
空腹時インスリンを測定していますか?
みなさんは空腹時インスリンを測定したことがありますか?20年前の論文ですが、虚血性心疾患のリスク因子として空腹時インスリン値が重要であることを示しています。 ただ、空腹時インスリンだけではなく、アポBとsdLDLの3つを
飽和脂肪酸は脳卒中のリスクを低下させ、心血管疾患とは関連していない
飽和脂肪酸は「悪玉」ではありません。もうそんな「昭和」的な考えは捨てましょう。来年で平成も終わるのですから。 下の図は健康な日本人男性と女性(35~89歳 3,731人)を17年間追跡したものです。動物性のタンパク質、動
低いコレステロール値とメンタルの関係
昨日の記事「青山学院大学陸上部の血液データ」で、選手のLDLコレステロール値の低さを指摘しました。LDLコレステロール値が低いと「さすが、アスリートは健康的だな」なんて勘違いする方もいるかもしれませんが、低いコレステロー
青山学院大学陸上部の血液データ
先日のテレビでフリースタイルリブレを使った芸能人の血糖値を測定するという番組がありました。時代は変わりましたね。糖質という言葉が普通に使われ、食べた食事の糖質量が角砂糖何個分であるなど、糖質の害が少しずつテレビでも語られ