糖質制限食(低炭水化物食)と低脂肪食での、体重および心血管危険因子に対する影響を分析したランダム化比較試験のメタアナリシスがあります。さあ、どちらが勝つのでしょうか?(図は原文より) 上の図は糖質制限食と低脂肪食とで様々
カテゴリー: 心血管疾患
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その3
LDLコレステロール減少の割合とアテローム体積の変化の比較した研究があります。プラバスタチンと比較してアトルバスタチンの方がアテローム性動脈硬化症の進行をより抑制できるというのです。(図は原文より) LDLコレステロール
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その2
もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 もしこの仮説が正しいのであれば、LDLコレステロール値が高くなるとアテローム性動脈硬化症
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その1
もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 LDLコレステロールが異常に高くなる家族性高コレステロール血症(FH)では、一般的には比
摂取エネルギーの25%の果糖は中性脂肪を増加させる
現在の日本人の1日の砂糖摂取量ははっきりした数字はわかりませんが、1日の摂取エネルギーを1,800kcalとすると、その60%程度が糖質です。つまり1,080kcal、270gです。その中で砂糖、特に果糖がどの程度を占め
スタチンではないコレステロールを低下させる薬ゼチーアの効果はこんなもの?
エゼチミブという下を噛みそうな名前のコレステロール低下薬であるゼチーアですが、スタチンと違い、小腸において胆汁性および食事性のコレステロール吸収を大きく阻害する薬です。これによりLDLコレステロールは低下します。 以前の
慢性腎臓病とコレステロールと死亡率
慢性腎臓病を有している人では心血管イベントの発症率が高く、ステージが上がるにつれリスクが高くなります。 (図はこの論文より) 上の図は横軸がGFRであり、ステージで言えば、左からステージ1+2、一番右がステージ5です。明
家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その6 スタチンの絶大な効果?
以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」「その4」「その5」の続きです。 家族性高コレステロール血症(FH)ではLDLコレステロール
冠動脈疾患はLDLコレステロール値ではなくフィブリノゲン値と関連している
狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患は未だにLDLコレステロールが高いことにより起きると信じている人がいます。アテローム性動脈硬化症のプラークの中に確かにLDLコレステロールは存在していますが、存在することと原因であることに
ますます怪しいリポタンパク質(a)Lp(a) 糖尿病との関係
以前の記事「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①」「あなたは何者?②」では、リポタンパク質(a)Lp(a)について、Lp(a)の増加は心血管疾患のリス