以前の記事「大量ビタミンB6の毒性」で書いたように、大量のビタミンB6の摂取では進行性の神経障害のリスクがあります。ヨーロッパでの摂取量の上限は1日に25mgです。 オランダの医薬品とワクチンの有害反応の報告を収集して分
年: 2019年
母親だけでなく父親の飲酒も胎児に有害である
以前の記事「母親だけでなく父親の喫煙も胎児には有害である」では、母親だけでなく父親の喫煙とその子供の先天性心疾患のリスクとの関係について書きました。 今回は喫煙ではなく、飲酒です。 妊娠3か月前から妊娠初期にアルコールを
「患者よ、医者から逃げろ 」を読みました
夏井先生の新刊「患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?」をさっそく読ませていただきました。 実に面白く、一気読みしました。内容はヤケドの治療についてのものなのですが、それだけにとどまらず、実に深い、広い情
糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その2
前回の記事「糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その1」では、新しい糖尿病の診療ガイドラインの食事療法について、特に糖質に関する項目を取り上げました。 今回のガイドラインにその他のタンパク質、脂質についての項
糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その1
皆さんはもう糖尿病診療ガイドライン2019を読んだでしょうか?その中の食事療法の項目を読んで、どのような感想をお持ちでしょうか? 「各栄養素についての推定必要量の規定はあっても、相互の関係に基づく適正比率を定めるための十
マラソン史上初の2時間切り!
以前の記事「ベルリンマラソン世界記録まであと2秒!」で書いたように、エリウド・キプチョゲ選手が2時間切りのタイムを目指す「イネオス1:59」でついに史上初のマラソン2時間切りを達成しました。 記録は1時間59分40秒!も
食べられないときに筋肉は分解されるのか?
タンパク質分解についてコメントをいただきました。 テーマから少しズレると思いますが。 「タンパク質は食いだめできない」 と言われていますが、そこにどうしても疑問があります。 ヒトの体はエネルギー確保のために余剰栄養分を脂
母親だけでなく父親の喫煙も胎児には有害である
私も以前は喫煙をしていました。以前の記事「禁煙してもすぐにリスクは低下しない」で書いたように、「禁煙セラピー」という本を読んでタバコをやめました。 しかし、恥ずかしながら子供が生まれたときには、まだタバコを吸っていました
糖尿病は糖質に対する反応不全?
糖尿病の本質はインスリンなのか、グルカゴンなのか、それとも別のものか?それは別のものでしょう。人間の進化の過程で獲得したメカニズムに適応していない食事が原因です。もちろん糖質過剰摂取です。 ただ、糖質とタンパク質に対する