マラソン史上初の2時間切り!

以前の記事「ベルリンマラソン世界記録まであと2秒!」で書いたように、エリウド・キプチョゲ選手が2時間切りのタイムを目指す「イネオス1:59」でついに史上初のマラソン2時間切りを達成しました。

記録は1時間59分40秒!もちろん非公式ですが、2時間切りは凄いです。(関連記事はここ

当然、シューズはナイキの新しいシューズのプロトタイプです。(関連記事はここ

いずれにしても、人類が2時間を切るというのはやはり凄いことです。今度は本当のレースで2時間切りを見せてほしいものです。

キプチョゲ、マラソン2時間切り達成…非公認レース

2019/10/12 読売新聞より(記事はここ

マラソンの世界記録保持者、エリウド・キプチョゲ(34)(ケニア)が前人未到の「2時間切り」に挑むイベントが12日、ウィーンで行われ、1時間59分40秒をマークした。国際陸連の非公認レースのため世界記録には認定されない。

 キプチョゲは昨年のベルリンマラソンで2時間1分39秒の世界記録を樹立。今回はウィーンの公園を利用し、全行程の90%が直線で高低差のほとんどない特設コースで挑戦。複数の五輪メダリストらがペースメーカーとして参加し、常に7人がキプチョゲを囲んで風よけになって先導した。

 キプチョゲは「歴史を作ることができ、偉大な気分。人類に限界がないことを証明できた。私は世界一幸せな男だ」と語った。

私自身は大したことない市民ランナーなので、ナイキの厚底シューズの性能を発揮できません。頑張ってフォアフットにしようとしてもどうしても右足だけ踵で着地し、とにかくシューズの踵が削れてしまいます。そのような走り方でナイキのズームヴェイパーなど履いても、1回で踵がボロボロでしょう。しかも、あのような厚底で柔らかいクッションは履きこなせず、不安定性ばかりが上がって故障してしまいそうです。

そこで、今回選んだNewシューズはなんと「HOKA ONE ONE」の「RINCON」というシューズです。



これまでの記事では「HOKA ONE ONE」の厚底シューズは逆に衝撃を増加させ、脚の負担を増加させるのではないか?と書いてきました。しかし、このリンコンは厚底ですがナイキほどクッションが柔らかくなく、私には地面を感じることができます。またHeel-toe drop、つまりつま先と踵の暑さの差が5mmしかありません。そこが気に入りました。

これまでのニューバランスのHANZOもドロップは6mmです。ちなみにナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%は8mmです。さらにリンコンは幅が狭く、最初は窮屈さがありましたが、シューズの中で指が遊ばないので丁度良いです。さらに、この厚底なのになんと私のサイズでは200g以下です。

実は練習用に買ったあるシューズは軽いのですが、何か脚に負担がかかっている感じで、段々と踵の周りが痛くなってきていました。どんどん悪化するわけではなかったので、そのまま使用していたのですが、そのシューズで100㎞は難しいと判断し、新しいシューズを探していました。

シューズの裏はこんな感じです。実際にリンコンを履いて走ってみると、不安定性は感じません。クッションの良さはありますが、地面は感じます。本来はこれで100kmのウルトラを走る予定でしたが、今回はできませんでした。

これまでの記事で書いたのに、リンコンを選んだのは、研究と実際の私の履いた感覚が違うかもしれない、と思ったことと、厚底で安定性も確保し軽量というのが気に入ったのです。とにかく私は200g前後のシューズを求めています。リンコンは本当に軽いです。フルマラソンやウルトラマラソンではやはり後半シューズの重さは大きな違いになるのではないかと思っています。そして、研究での結果のシューズよりもクッションが固めであること、私自身はそこまでのスピードでは走れないことなどから、試してみる価値はあると判断しました。今度のレースで結果がどうなるのか楽しみです。

ただ、このリンコンは耐久性がかなり低そうです。軽量、クッション、安定性、耐久性、すべてを備えたシューズは無理なのかもしれません。

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