ベルリンマラソン世界記録まであと2秒!

先日、2019年9月29日に行われたベルリンマラソンで、素晴らしい記録が出ました。ケネニサ・ベケレ(エチオピア)選手の世界記録まであと2秒という歴代第2位の2時間1分41秒という記録です。(関連記事はここ

2時間1分台で走る選手が他にも出てきたので、2時間1分を切る、そして2時間を切るのも時間の問題かもしれません。

実は世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)選手は、2時間切りのタイムを目指す10月12日に行われる、イギリスの化学メーカー「イネオス社」をスポンサーにした「イネオス1:59」に出場するようです。昨年は2時間0分25秒でした。(「マラソン、キプチョゲ選手、人類初の2時間切りならず」参照)

もちろん、これは2時間を切れるかどうかの企画であり、2時間を切っても世界記録として認められるわけではありません。今回のコースは、オーストリアのウィーンにあるプラーター公園内の「ハウプトアレー」で、その直線9.6kmを4往復と+αを走るそうです。折り返しがあるのでそこでスピードが落ちないのでしょうか?

恐らくナイキの最新のシューズを履いて走るのだと思います。

ナイキの厚底シューズはやはり気になります。カーボンファイバープレートというバネのような弾力性をもたらすプレートが入っているので、私はこれは問題があると思っています。(「ナイキのマラソン用のランニングシューズは確かにランニングエコノミーを改善するが…」「駅伝に見るランニングシューズ 以前の高速水着を思い出す」など参照)

もちろんこれまでどこのシューズメーカーもクッション性や反発性を高めるため様々な工夫をしてきました。だからどこまでが良くて、どこからズルなのかはわかりませんが、やはりこの弾力をもたらすプレートはズルではないでしょうか?このプレートの耐久性は非常に短いようで、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%では160㎞程度でした。しかし現在のヴェイパーフライ ネクスト%は400㎞ほどだそうです。かなり耐久性も上がってきています。400㎞なら十分に市民ランナーでも使える範囲です。

でも、ナイキにもこのプレートを使っていない厚底シューズがいっぱい存在します。それであれば問題ないとは思っています。しかし、クッション性が良いということは「グニュ」という感覚があり、不安定な感じがありますが、多くのランナーは問題なく履きこなしていることを考えると、大丈夫なのかもしれませんね。ペガサスターボなどはプレートも入っていないので耐久性もあり、800㎞以上と普通のシューズと同じです。

そして、札幌という地方では、一部の店舗を除いてナイキの有名どころのシューズが実店舗にほとんど揃っていません。これは恐らくナイキ側が規制をしているためでしょう。多くの店舗ではナイキの有名どころのシューズを置きたくても置かせてもらえないそうです。値崩れなどが起きないようにコントロールしているのでしょうか?法的に問題があるのでは?

ただ、ナイキの厚底に慣れてしまうと、もしかしたら筋力低下が起きてしまう可能性があるようです。(関連記事は「ズームフライは筋力低下を招くのか&練習日誌」「ナイキ厚底シューズの恐怖」)ということは、トレーニング用に別のシューズも必要になるかもしれません。んー…。

でも、やっぱり気になります。非常に悩ましいですね。試してみるかな…?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 鈴木 武彦 より:

    来週再来週と、松嶋ハーフマラソン、宮城復興(フル)マラソン出場予定しております。
    先生のブログへのコメントで、NIKE厚底シューズを絶賛致しましたがその後、以前傷めた膝痛が再発致しました。

    NIKEシューズは確かに速いフォームに自然と矯正される様な感覚があり、タイムも上がります。それと引き換えに、とでも言いますかやはり脚に負担はかかるのでしょうか。

    先生のおっしゃる様に不安定さもあり、それが速さの秘密でもあるようなのですが、膝の
    オーバープロネーション(内反膝)も助長されるようです。

    今度のマラソンはニューバランスHANZO U
    (このシューズでは何故か傷めたことがないです)を履こうと思います。

    • Dr.Shimizu より:

      鈴木 武彦さん、コメントありがとうございます。

      体験談非常に参考になります。クッション性と安定性の両立ができたシューズはなかなかないですね。
      ウルトラではちょっと怖くてNIKEは使えないかもしれません。十分に慣れた人は良いのでしょうけれど。
      悩ましいです。