神経ぺプチドY(NPY)というものをご存じでしょうか? 神経ペプチドは脳(中枢)だけではなく末梢神経系にも存在し、細胞間の信号伝達分子として働いています。脳の視床下部の弓状核は摂食行動制御の中心に位置すると考えられていま
月: 2019年6月
変形性膝関節症は糖質過剰症候群である
変形性関節症で最も多いのが膝の変形性膝関節症でしょう。一般的には肥満があり、重力で膝に負担がかかり、膝が変形して痛みが出ると考えられています。しかし、私は著書の「糖質過剰症候群」で書いたように糖質過剰摂取が原因だと考えて
栄養士さん、HDLコレステロールを増加させる食事を教えてください
HDLコレステロールは善玉コレステロールと言われますが、HDLコレステロール値が低い場合、医師や栄養士はどのようにアドバイスをするのでしょうか?まさか、「3食しっかりと、バランス良く食べて!」でしょうか? 増やしたほうが
糖質と鉄のただならぬ関係 その3 安全神話は本当か?
前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」「その2」では、鉄と糖尿病の関連の仮説を述べました。そこで、最後に疑問が残りました。それは鉄は人体の中で安全に取り扱われていると考える安全神話についてです。 まずは「鉄は吸収
遺伝子変異と食後高血糖
遺伝子のことについては私は詳しくありません。それほど好きでもありません。しかし、その概要は非常に興味深いものがあります。 どうやら現代の高糖質食に対処するために進化した遺伝子変異が存在しているようです。その変異が存在する
6月30日(日)のラジオに出演することになりました。
今度、6月30日、日曜日朝の7時30分からオンエアされる、「ランニングパラダイス北海道」に出演させていただきます。先日収録がありました。 この「ランニングパラダイス北海道」通称「ランパラ」は北海道のラジオのFMノースウェ
糖質制限のメタボリックシンドローム改善効果 たった1か月でこの違い!
メタボリックシンドロームは糖質過剰症候群の代表的なものです。だから、糖質制限をすればどんどん改善していきます。メタボは簡単に逆転できます。 今回の研究では助成6人と男性10人で数は少ないですが、肥満(平均年齢41.3、B
糖質と鉄のただならぬ関係 その2
前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」では、すい臓のβ細胞がインスリンだけではなく、鉄を制御しているホルモンも同時に分泌していることを書きました。今回はその続きです。 すい臓という臓器の構造やメカニズム、代謝など