貧血になるほどの鉄欠乏は有害です。しかし、むやみやたらに鉄サプリを飲んでいると、それも有害になる可能性があります。特に糖尿病や耐糖能異常がある場合には鉄を減らした方が良いでしょう。 今回の研究では、献血者と献血経験のない
年: 2025年
心筋炎および心膜炎の有害事象に関連する薬剤トップ10
心筋炎と心膜炎は比較的まれですが、健康への影響は深刻です。軽度の症状から、心不全、不整脈、さらには突然の心臓死などの重篤な合併症まで多岐にわたります。軽度の症状だと思っても、瘢痕を残し、そこから不整脈が発生し突然死という
低コレステロールは暴力性を高める
コレステロールは人体の必須のものです。脳にとっても重要でしょう。コレステロールは低いほど良いと考えている人もいますが、コレステロールが人格や精神的な症状に結びついていると考えもしないのでしょう。 かなり古い研究ですが、低
中年患者へのスタチン使用は白内障リスクを上昇させる
スタチンは非常に多くの副作用があり、最大のマッチポンプ薬の一つです。スタチンの使用が白内障の発症リスクを増加させる可能性があります。 今回の研究では、日本の健康診断データで脂質異常症724,200人をスタチン非使用群とス
新型コロナワクチン接種は医療従事者のインフルエンザ様疾患および就業日数損失リスクを上げる
一般の市民よりも、もしかしたら医療従事者の方が新型コロナワクチンの効果を信じていたかもしれません。医療従事者は新型コロナワクチン接種をして、良いことが本当にがあったのでしょうか? 今回の研究では、新型コロナの市中感染が高
高血圧の薬で血圧を下げられた高齢者は死亡率が高い
以前の記事「降圧剤の処方中止は心臓発作や脳卒中の入院と関連しない」でも書いたように、日本高血圧学会は高齢者の血圧をもっと下げようとしています。(記事はここ) 動脈硬化の進んだ高齢者の血圧を下げすぎると危険です。 今回の研
抗肥満薬治療における投薬中止後の体重の推移
GLP-1受容体作動薬を使ったダイエットを行っているクリニックはボロ儲けでしょうね。体重は減少するかもしれませんが、痩せた状態を維持するには薬がやめられません。まさに薬漬け状態、薬物依存状態です。 それにしても、薬を使っ
急性心筋梗塞でLDLコレステロールが低いと退院後の長期の心血管イベントが増加する
LDLコレステロールは低ければ低いほど良い、って思っている人もいるかもしれませんが、ウソであることは様々な研究でわかっています。でも、それを認めたら、専門家たちは大変なことになるので、ずっと変わらず、LDLコレステロール
SGLT2阻害薬の下肢切断リスクは恐らくあるでしょう
糖尿病の薬、SGLT2阻害薬は良いことばかりが強調されています。もちろん、これまでの他の糖尿病薬と比較すると良いのかもしれません。しかし、リスクについてはあまり目にしません。一時期のスタチンのような感じがして、気持ち悪い
抗不安薬、睡眠薬、鎮静薬、抗うつ薬は筋萎縮性側索硬化症リスクを増加させる
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、手足や喉などの筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。進行すると飲み込みや呼吸すらできなくなっていきます。 この病気のリスクを増加させる薬として、スタチンが大きく