貧血対策に大食い?美人ランナー岩出玲亜選手はどうして途中で棄権したのか?

安藤友香選手の見事な走りで終了した今回の名古屋ウィメンズマラソン2017。安藤選手は一般参加でしたが、招待選手として注目されていた選手の一人に岩出玲亜選手という方がいます。初のフルマラソン挑戦で2時間27分21秒のタイムで3位になり、10代女子日本最高記録を持っています。美人ランナーとしても有名です。そんな岩出選手は今回のレースの前に大食いで貧血対策をしたと話しています。

彼女はプロフィールでは155㎝、40㎏ですが、今回のレースの映像ではとても40㎏には見えません。もちろん痩せすぎは問題ですが、どう見ても体が重そうで、40㎏後半か50㎏の体重がありそうです。(記事では40㎏~41㎏をキープしていると書いてありますが)そして、遅いペースメーカーにもついていけず、7㎞手前ですでに遅れ始め、20㎞前で棄権をしてしまいました。ノーリツという企業の選手ですが、選手の食事や健康管理は個人に任せているのでしょうか?チームのドクターや管理栄養士は何をやっていたのでしょうか?

貧血の対策が食事量を増やす、と言って、本人曰く3倍食べるようになったそうですが、何をどれだけ食べたのかが大切で、3倍食べれば貧血が改善するということはありません。記事から引用した彼女の言葉では、最近は今までの3倍くらいご飯を食べている。今日もうどんの中に餅を入れて、それからチャーハンとシロノワール。結構、頑張ってます」と言っています。「ご飯」の意味が「食事」なのか、それとも「白米」なのかはわかりませんが、これが「白米」の意味だとすると全く貧血対策にはなりません。その後に出てくるうどん+餅、チャーハン、シロノワールというのはすべて糖質です。カーボローディングのつもりかもしれませんが、貧血ということで言えば、全く効果なし。

貧血はレース前に改善したのかどうかはわかりませんが、食事の内容に疑問が残ります。特に糖質を中心に食事を増やしたならば、先日の脚気の記事と同じようにビタミンB1が不足して、エネルギーが十分に作り出せない状態になっている可能性もあります。監督も「見抜いていた」「見ていてずっと懸念していた」と言っていますが、それならなぜもっと早くに栄養管理をしなかったのでしょうか?

ノーリツは「能率」の悪い練習をしているようです。選手がかわいそうな気がします。

 

美女ランナー岩出玲亜、貧血対策へ3倍食う…名古屋ウィメンズマラソン

2017年3月11日  スポーツ報知より

 8月のロンドン世界陸上女子代表選考を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(12日・ナゴヤドーム発着=42・195キロ)の招待選手が10日、名古屋市内で会見した。女子マラソン界の美女ランナー・岩出玲亜(22)=ノーリツ=は、今年1月に貧血が発覚。食事量を従来の3倍に増やして克服し、今大会に間に合わせた。持ち味の積極姿勢を貫き、自身初の世陸切符をつかむ。

 爽やかなショートカット、右手人さし指と小指に指輪。マラソン界きっての美女ランナー岩出から、仰天告白が飛び出した。「最近は今までの3倍くらいご飯を食べている。今日もうどんの中に餅を入れて、それからチャーハンとシロノワール(コメダ珈琲=コーヒー=の人気デザート)。結構、頑張ってます」。3品で推定1500キロカロリー超。成人男性の1日の基礎代謝に匹敵する豪華ランチには、訳がある。

 今年1月、都道府県駅伝で1区38位に沈むなど、信じられない不調に苦しんだ。貧血の影響だった。所属の森岡芳彦監督(58)は、原因が食事にあると見抜いた。「今まで食べる量が少なく、見ていてずっと懸念していた」。高校時代は体重を軽くしてスピードを生むスタイルも通用するが、体はいつか悲鳴を上げる。「今回貧血になって、将来を考えれば(食事を見直せて)良かった。いっぱい食べて、いっぱい走るのが正しい姿」と指揮官は食事倍増を指示。一方、2~3月の米アルバカーキ合宿では40キロ走を2本、30キロ走を1本など地道に走り込んだ。食事が増えても体重は40~41キロのままで、体のキレは保てている。

 最大3枠のロンドン世界陸上代表争いは、大阪国際女子(1月)で優勝した重友梨佐(29)=天満屋=が“当確”で、残り2枠を争う構図。最終選考の名古屋で日本人1位になれば、初の世陸切符はぐっと近づく。岩出は「目標は日本人トップでゴールすること」と短く決意を込めた。東京五輪世代で期待の星。苦しんだ分、強くなれたと信じている。

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